BBB MAGAZINE

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    2011.12.29 / Vol.26

    ヤマハ マジェスティ250C

CREDIT

ヤマハ マジェスティ250Cのトップ
鮮やかな紫のマジェスティ250C

茨城県龍ヶ崎市にお店を構えているファーシャジャパンさんの店内には、赤、オレンジ、黄色...と7色のジョグがあり、色鮮やかな車両を数多く手がけていることが伺える。「個々のユーザーのニーズや希望に合わせたカスタムをしているんです」と語るのは、BBB担当の大津さん。どのようなカスタムが好まれるかは土地柄によって異なるため、茨城県龍ヶ崎市のユーザーに合わせたカスタムを心がけているそうだ。その技を全て凝縮しているようなマジェスティが今回紹介するマシンだ。実際にファーシャジャパンさんの入口に飾られているので、荷物を配達に来た配送業者の人もこの豪華かさには驚かされているという。地元ユーザーを掴んでいるカスタムの全貌をさっそく紹介しよう。

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Point.1  配置されたスピーカーはなんと11個!
スピーカーが3つ埋め込まれ、迫力のあるリアウィング

まず最初に驚かされるのは、全部で11個取り付けられたオリジナルスピーカーだろう。ハンドル周りと足元にシルバーが計4個、赤いスピーカーがシートに4個とリアウィングには3個それぞれ取り付けられている。他に青いスピーカーも製作していて、3色の中から車体のイメージに合ったものを選択することができるそうだ。

シートには左右に2つずつのスピーカー

どんな色にも馴染むシルバーとアクセントになる赤と青があれば、どんな車種のどんな色にもファーシャジャパンさんのスピーカーは合うだろう。オリジナルスピーカーはファーシャジャパンさんの人気商品だからこそ、お店の看板とも言えるこのマジェスティの中で存在感あるアイテムにしたかったそうだ。このスピーカーから流れる音楽の高音質&重量感ある音の迫力には圧倒されてしまう。

ハンドルのメッキパーツと合わせて、シルバーのスピーカー
インナーはシルバーにペイント
Point.2 シートもFRPで一体感を出した外装カスタム
ウィンカーが移植され、すっきりしたフロント
ウィンカーが移植され、すっきりしたフロント

目に飛び込んでくるような華やかな外装。信号待ちで隣に並んだらじっと見入ってしまいそうだ。メタリックの入った紫のオリジナルカラーをベースに、ホイールとフロントフォーク、スイングアームといった足周りはゴールド。インナーはシルバーにペイントされている。メッキパーツが多用されているためインナーのシルバーは自然な配色のように感じられ、足周りのゴールドがいいアクセントになっている。 また、マジェスティ250Cは本来ヘッドライト斜め上部にウィンカーが付いているが、このマジェスティはウィンカーが移植されているため、フロントフェイスをすっきりと見せている。単純に色を塗り替えるのではなく、全体をどのように見せるかがファーシャジャパンさんの腕の見せ所だろう。

シートの素材はFRP

さらに、このリアウィングには綺麗にスピーカーが収まっている。スピーカーを入れることを前提としていないリアウィングであれば、こんなに綺麗な仕上がりにならないどころか、3つのスピーカーを収めることもできないのではないだろうか。さらにシートにも注目したい。外装と同じようにメタリックが輝いていることからわかるように、FRPでできている。通常フルカスタムをしてもシートは外装と素材が異なるため、なるべく近い色でまとめようとすることが多い。しかしこのマジェスティのシートは外装と同じ素材でできているため、一体感には圧倒される。

Point.3 ローダウン化した車体にはLEDとストロボ
右の2本はマフラー、左はエアクリーナー
右の2本はマフラー、左はエアクリーナー

このマジェスティの迫力を決めている、テールから大きく出たリアタイヤはなんと4輪用のもの。35cmロングを実現しているスイングアームはファーシャジャパンさんのワンオフだ。こんなにもロングホイールベース化され4輪用の極太タイヤを履いていれば、見た目の迫力はもちろん、直進の安定性には余裕さえ感じることだろう。 さらにフロントにも注目したい。ブレーキを左右逆組みにすることでローダウンしているが、フロントフェンダーはきちんと取り付けられている。通常フロントブレーキを左右逆組みにすると、ローダウン効果がある一方でフロントカウルに干渉してしまうためフロントフェンダーを取り付けたままではいられない。微細な調整が決めてだという。

後姿はロンホイの迫力が満点
ブレーキが左右逆付けされている

暗くなるとたちまち視線を集めることで、今やビッグスクーターカスタムの定番ともなっているLEDカスタム。その多くが単色のLEDを取り付けているが、今回紹介しているマジェスティには赤、緑、ピンクの3色のLEDが取り付けられている。それぞれスイッチは別になっているため、その日の気分や一緒に走っている車両とのバランスに合わせて光らせる色を選ぶことができる。もちろん、別々になっているスイッチを同時にONにすることで、3色を同時に光らせることも可能だ
。さらにこのマジェスティにはストロボも8発付けられている。見た目の華やかさを追求するファーシャジャパンさんだからこそ、LEDだけでなく躍動感の溢れるストロボも取り入れたのだろう。

ライト周りのもLEDが取り付けられている
暗くなっても目立つこと間違いなし
スピーカーの赤とよく合っている
Point.4  まとめ
ファーシャジャパンさんの看板バイク

ペイントが印象に残るカスタムを数多く手がけるファーシャジャパンさん。だが車両のイメージに合わせてパーツを自由自在にワンオフ加工できるからこそ、華がありバランスの整った車両を作り上げることができるのだろう。また、「同じようなカスタムがあっても、どこか他に差をつけるバイクに乗りたい」と、オンリーワンの1台を所有する喜びを語る大津さん。自分だけの1台に乗りたいというライダーの願いを、ファーシャジャパンさんなら叶えてくれるはずだ。
最後に大津さんより一言頂いた。「少しだけカスタムして自分らしさを取り入れたい。こんな色のスクーターがあったらなぁ〜。等など、お客様がお気に入りの1台にお乗りいただけるよう力添え致します。ご予算や希望等どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい!」

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