BBB MAGAZINE

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    2016.10.29 / Vol.11

    GO!キャンプツーリング 秩父編

CREDIT

長瀞オートキャンプ場
今回の宿泊地は埼玉県秩父、荒川沿いにある長瀞オートキャンプ場
ドゥカティスクランブラーsixty-2
ドゥカティスクランブラーsixty-2。400ccなので普通二輪免許で乗れる

夏を過ぎてもしばらく暑い日が続いていたが、10月中旬になって突然冷え込み、秋らしくなってきました。紅葉の便りもあちこちから伝わってきますが、都内や近郊の町の紅葉はもう少し先のようですね。それでも少しだけ紅葉気分を先取りしたい、ということで首都圏からほど近い、秩父へ出かけることにしました。もちろん秩父周辺のキャンプ場も事前にチェック済み。さあ、秩父へキャンプでGO!!

1.テントを積んで秩父へ

味覚の秋
味覚の秋。この季節はおいしいものが目白押し。あちこちに栗の殻が落ちていた
今年は紅葉が遅い
今年は紅葉が遅いようで僕が訪れた時は一部しか色づいていなかった

今回もドゥカティジャパンにご協力をいただき、スクランブラーsixty-2で出かけることにしました。シュルシュルと気持ちよく回るエンジン。自然体で跨れるポジショニング。これはもう今回もゴキゲンなキャンプツーリングになること間違いなしです。
行き先の秩父は首都圏でも人気のツーリングエリア。日帰りでは何度も行ったことがあるがキャンプは初めて。調べてみるとキャンプ場はたくさんあるがファミリー向けがほとんどで、ソロライダー向きのところがほとんどなかった。そんな中で「ここ、いい!」と発見したのが長瀞オートキャンプ場。荒川沿いにあり、場所も良さそう。ということで宿泊地が決定、さあ、出発だ。

アプローチロード
秩父へ向かうアプローチロードも東西南北バラエティに富んでいる

自宅のある相模原から圏央道で北へ向かう。秩父までのアプローチも楽しみたいので、日の出ICで降り、青梅、名栗を経由して向かうことにする。青梅市内に入ると通学時間帯らしく、歩道は中学生だらけになる。興味ありげに見ている男の子がいるが、将来どれくらいの子供がバイクに乗るのだろうか?
青梅から県道に入ると緑の多い、山風景になる。今年は温かったからか、残念ながらこの辺りはまだ紅葉していない。入間川に沿って延びる県道53号青梅秩父線を気持ちよくバイクを走らせる。車も少なく信号もなく快適。山伏峠を越えると、いよいよ秩父だ。

2.パワースポット三峯神社を訪ねる

野生動物の剥製
三峯神社の入口にあるビジターセンターには野生動物の剥製が展示されていた
三峯神社の拝殿
三峯神社の拝殿はとても美しかった。次はぜひ夫婦ふたりで訪れてみたい

国道299号沿いにある「道の駅・果樹公園あしがくぼ」でひと休み。ここはいつ来てもバイクがいっぱい。今日も10台以上のバイクが休憩を取っていた。缶コーヒーを飲み干すと、三峯神社へと向かった。三峯神社は「最も神に近い神社」と言われ、関東一のパワースポットとしても知られている。秩父は何度も来ているがまだ一度も行ったことがない、どんなところか楽しみだ。
国道140号を甲府方面へ、秩父湖から県道に入って行く。山道をグングン登って行くといよいよ三峯神社の駐車場が現れた。大きな有料駐車場になっていて、バイク用のスペースもある。きっとライダーもたくさん訪れるのだろう。

青空と紅葉
青空と紅葉、まさに秋風景。こんな風景を見つけるとついバイクを止めてしまう

拝殿は朱塗り、彫刻はカラフルに塗られている、色鮮やかな神社だ。紅葉の時期にはまだ少し早いようで、色が付いた木はまだ多くない。つつじの葉もまだ青々としている。神社は平日だが参拝者も多く、賑わっていた。小学生の団体が鈴を鳴らしながら、踊るように目の前を通り過ぎて行く。荘厳な随身門、祖霊社、国常立神社など、ひとつひとつ見て歩くが、どれも見応えがある。
階段の両側に立つ巨木はご神木だというので木に手を当てパワーをもらった。時には日常を離れて、こんな場所で静かに過ごすのもいいものだ。お腹がすいたので茶屋で手打ちそばを食べてから、神社を後にする。

三峯神社へ続く道
三峯神社へ続く道は交通量が少なく、適度なカーブが続くのでツーリング向け
秩父線の三峰口駅
秩父線の三峰口駅。駅舎は古い木造で趣ある、ぜひ立ち寄って欲しい

次に三峯神社への入口、鉄道駅「三峰口駅」へ向かった。ここは以前訪れたことがあるが、木造の駅舎がとてもいい雰囲気だった。パステルグリーンに塗られた木造の駅舎は、乗り降りする人の姿もなく、静かな時間が流れていた。木製のベンチに腰掛け、周りの風景をのんびりと眺めた。
時計を見ると4時を回っていた。そろそろキャンプ場へ行く時間だ。再びスクランブラーに跨り、国道140号を北へ向かった。着いたキャンプ場は大きく、整備の行き届いたキャンプ場だった。他に車のキャンパーが3組、それぞれの時間を楽しんでいる。日が暮れそうなので大急ぎでテント設営。暗くなる前に何とか張り終え、ほっとする。
買っておいた弁当を食べ終え、テントの中で横になりスマホをいじっているとポツポツ...とテントを叩く音が聞こえてきた。天気予報を見ると明日は晴れると出ている。「きっと大丈夫、明日は晴れるさ!」とつぶやきながら寝袋に入った。

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