HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

カワサキ GPZ1100(1995年発売モデル)の歴史

GPZ900R(ZX900A)/1991年

84年から逆輸入車としてロングセラーを続け、91年に国内モデルも登場。フロントがA6の16から17インチへ、リアタイヤのサイズアップ、フォークを38から41mmへ大径化、フロントフローティングディスク、4ポットキャリパーを採用。輸出仕様の115psよりも出力が抑えられたが、絶大な低中速トルクが補ってくれる。フレームはエンジンを剛性部材として使うダイヤモンドタイプで、鋼管製メインフレームとアルミサブフレームの組み合わせ。

ZZ-R1100(ZXT10D)/1993年

最速と言われたスポーツツアラー。93年モデルで、ツインラムエア・インテークを備えるなど細部に至る熟成が行われた。エンジンは従来と同じボア×ストロークが76×56mmで、1052cc。排気系はKCASを装備し、排気を清浄し低騒音化する。メインフレームやスイングアームはオールアルミ製で、フロントはφ43mmの正立フォークで剛性バランスを取る。後にZZ-R1200、ZZ-R1400へと進化。

GPZ1100(ZXT10E) /1995年

ZZ-R1100をベースにした水冷エンジンをリファインし、スチール製ダブルクレードルフレームに搭載。97psにデチューンされたが、全域でコントロールしやすいパワー特性となっている。GPZ900R並みのボディサイズで、ゆったりしたライディングポジションと防風性能のおかげで、ツーリング時の疲労を大幅に低減。ABS装着車もラインナップし、ワンタッチで装着できるパニアケースもオプション設定された。

ZRX1100(ZRT10C) /1997年

ビキニカウルを装備し、ローソンレプリカを思わせるスタイリング。ZZ-R/GPZ系の水冷エンジンを搭載し、吸排気系から動弁系の見直し、さらにはフライホイールマスの増加まで全面的に改良。フレームは新設計のダブルクレードルで、スチールとアルミを組み合わせたもの。トラス構造のアルミスイングアームが特徴。ノンカウルのZRX1100-2もラインナップし、2001年にZRX1200へとスケールアップ。
  • このページはカワサキモータースジャパンのご協力を頂き製作しています

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