サイドカバーに刻まれた「PROJECT BIG 1(プロジェクト・ビッグワン)」の文字。このコンセプトを具現化し登場したのが、ネイキッド・フラッグシップモデルのCB1000
SUPER FOUR(CB1000SF)。1992年の発売当時では、リッタークラスのネイキッドマシンと言えばカワサキZEPHYR1100(ゼファー1100)のみ。比較すると、CB1000SFはかなりスポーツ性が重視され、ホンダのコンセプトがよく表れている。
エンジンはCBR1000Fをベースにしたボア×ストローク=77×53.6mmの水冷4スト998cc4バルブ、点火系はパルサーとセンサーで回転数とスロットル開度を検知・演算するPGI-IG(電子制御点火装置)。排気系は4-2-1エキパイにアルミインパクト成型のサインレンサー、吸気系は34mmVP45Aキャブ(スラント型ケイヒンCV)で、98PS/850rpm、8.6kg-m/6000rpmを発揮している。
鋼管製ダブルクレードルフレームに、カートリッジタイプの43mm正立フォーク、リザーバータンク付きリアショックを採用し、ハードな走行時にも安定した減衰力性能を発揮。長めのホイールベース
(1540mm)や極太アルミスイングアームなどと相まって、ビッグバイクにふさわしい乗 り心地と、手応えのあるダイナミックな走行性能を両立させている。
1994年には、PGM-IGの特性変更、リアショックが減衰圧調整付きとなるなどマイナーチェンジ。さらに、外装をはじめとした様々なパーツをブラックアウト化し、ビキニカウルを装備したCB1000SF・T2が追加ラインナップ。フィンのない水冷エンジンを強調したスタイリングは、ベーシックなフォルムにもかかわらず、強烈に個性と存在感をアピール。現代技術で仕上げられたCB1000SFは、バイク本来の魅力とビッグバイクの醍醐味が誰にでも楽しめるだけでなく、操る感動さえも与えてくれるマシンと言える。
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