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BBB The History 時代を彩ったバイクたち ホンダ CBR1000F(SC31)

輸出モデルを国内モデルとし、リッタークラスを身近なものとしたのが「CBR1000F(SC31)」

今となっては当たり前のようにリッターモデルがラインナップしているが、オーバーナナハンが解禁されたのは1990年。アメリカで生産されたホンダのゴールドウィングはこれ以前から発売されていたが、ヤマハがVMAX1200、スズキがVX800(VS51A)を新たに投入。さらに、カワサキがGPZ900R(ZX900A)を国内でリリースし、続々とリッタークラスのバイクが登場し始めた。そんな中、1992年のCB1000SF(SC30)の登場に続き、国内モデルとして発売されたのがCBR1000F(SC31)だ。

注目は新開発の前後輪連動ブレーキシステム・DCBSで、レバー、ペダルどちらの操作を行っても前後輪に制動力を分配させ、制動時の挙動変化を極力抑える画期的なものだった。スタイリングは1987年のSC21型からの流れを汲む空気抵抗の少ないフルカバードで、フロントカウルはよりフラッシュサーフェス化されている。エンジンは水冷4気筒DOHC998ccで、CB1000SFにも採用されているもの。低中回転域で力強い出力特性を発揮し、1軸2次バランサーの採用でエンジン振動も極力軽減させている。スチール製のツインチューブフレームに、軽量&高剛性の大径41mmカートリッジタイプのフロントフォークやプロリンク式リアサス、3本スポークの軽量アルミホイールなどで、快適な乗り心地とハンドリングを実現した。ツーリング時の実用性も考慮され、リアのグラブレールや、左右4ヶ所に荷掛けフックも設置されている。

その後、VツインのVTR1000F・ファイアーストーム(SC36)や、CBR1100XX・スーパーブラックバード(SC35)と国内リッタークラスのスポーツモデルも充実。逆輸入車でしか入手できなかったモデルが身近なものとなった。CBR1000Fはそれら国内モデルの先駆者と言ってもいいだろう。

主要諸元(1993年発売国内モデル)

型式 SC31 エンジン 水冷4ストDOHC4気筒
全長(mm) 2235 排気量(cc) 998
全幅(mm) 740 最高出力 93ps/9000rpm
全高(mm) 1215 最高トルク 8.7kg-m/6000rpm
シート高(mm) 780 変速機 5速
乾燥重量(kg) 249 始動方式 セル
燃料タンク容量(L) 22 ブレーキ形式(前/後) ダブルディスク / ディスク
タイヤサイズ(前/後) 前:120/70-17 後:170/60-17

The History of HONDA CBR1000F(SC31) 〜CBR1000F(SC31)の歴史〜

ホンダ CBR1000F(SC21)

CBR1000F(SC21) 1987年

1986年のドイツ・ケルンショーで登場。最大の特徴と言えるフルカバードのエアロデザインは、単なる空力特性の効果を狙ったのではなく、ライダーとマシンの一体化を追求したがもの。その後のCBR1000Fもこの流れを踏襲する。新設計された水冷4気筒998ccのショートストロークエンジンは、132ps/9500rpm、10.6kg-m/8500rpmというスペックで、優しい乗り味と世界最速レベルの走りを両立した超高速クルージングマシンと言える。

ホンダ CBR1000F(SC24)

CBR1000F(SC24) 1989年

外観を一新し、よりスラント化したフロントカウルには、一体型の2灯式ヘッドライトが装備される。エンジンは135psにパワーアップし、スチール製のツインチューブフレームに搭載。シート形状の変更で足つき性が向上した。ホイールはS字断面の三本スポークから、中空の三本スポークに変更し、タイヤもサイズアップ(前120/70-17、後170/60-17)。ツアラー的なイメージはSC21型と同様だが、スーパースポーツの楽しさも体感できる。

ホンダ CB1000SF(SC30)

CB1000SF(SC30) 1992年

「プロジェクトBIG-1」コンセプトを基に開発された、ネイキッド・ロードスポーツバイクのフラッグシップモデル。エンジンはCBR1000Fをベースとし、ベーシックなスタイリングながら堂々たる車格で、個性と存在感のあるものとなっている。後に、ビキニカウルを装備し、各部をブラックアウトした「T2」が追加ラインナップ。1998年にはX4をベースにフルモデルチェンジしCB1300SFと進化した。

ホンダ CBR1000F(SC31)

CBR1000F(SC31) 1993年

新開発の前後輪連動ブレーキシステムを搭載して国内発売。フルカバードのデザインはSC24の流れを踏襲。エンジンは輸出モデルの135psに対し93psに抑えられたが、低中回転域で力強い出力特性で、余裕ある走りを実現している。大径41mmカートリッジタイプのフロントフォークやプロリンク式リアサス、3本スポークの軽量アルミホイールを採用。グラブレール、左右4ヶ所の設置された荷掛けフックなどツーリング時の実用性も考慮された。

※車名または写真は詳細ページにリンクしています。
※このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています。

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