TS200RのAETC2(排気タイミングを3段階にコントロール)&1軸バランサー付きケースリードバルブ単気筒エンジンをベースにセルモーターを装備。それをスチール製ツインチューブフレームに搭載し、基本を共用するRG200γ(ガンマ)のネイキッド(カウルレス)版がWOLF200(ウルフ200)だ。車体はRG125ガンマ(ウルフ125)と共通ながら、RG200ガンマ同様スイングアームを20mm延長。エンジン特性はガンマと同じで扱いやすく、太い中速トルクのおかげで、街中、郊外の曲がりくねった田舎道、ワインディングでをスポーツする楽しさがある。
RG200ガンマでは目の位置が路面に近く、まさにレーサーレプリカ的であるのに対し、ウルフ200はアップハンドルのため比較的上体を起こし、腰でバイクを振り回して乗る感じ。ラジアルタイヤのRG200ガンマに対して、ウルフ200はバイアスとなるため、タイヤから伝わってくるフィーリングも、ガンマはレーサー風で、ウルフは良い意味でバイアスの懐かしさがあり、限界こそ低いが日常レベルで楽しみやすい。
ウルフ200は、フルカウルモデルに馴染めないライダーのための廉価版RG200ガンマと言えなくもないが、35mm正立フォーク、300mmフローティングディスクブレーキなど走りの面で不足はなく、むしろそれなりのキャラクターを主張している。125の「乗りこなせる面白さ」という点はそのままに、中速域での扱いやすさを加味し、ある意味、完成された大人の2ストネイキッドスポーツといったところだろうか。
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