○川崎重工株式会社の技術の集結

  勉強すればするほど、聞けば聞くほど、川崎重工株式会社のスピリッツが全部詰まっているバイクなんです。カワサキの考えるカワサキが蓄積してきた技術を全て盛り込んだといっても過言ではない。船をつくってきました、飛行機、宇宙事業にも参画しています。そしてガスタービン、そういったものが全てねじ込まれています。まずはですね、フロントにあるリバーマーク、カワサキ伝統のバイクにしかつけられていないマークなんですが、H1に続きH2にもつけられました。飛行機の技術を放りこんだといえばですね、フィンのあたりがそうなんですけど、ダウンフォースを生み出すために、飛行機の部門が設計したそうなんです。オートバイの部門が設計したわけではないんですね。

  カワサキといえば世界最高効率のガスタービンを作っています。カスタービンといっても超小型、でも非常に大きいものなんですが、ガスタービンのインペラーにはフィンがたくさんついているものがカワサキならではの技術なんですよ。それがスーパーチャージャーつきエンジンを搭載したH2にガスタービンの技術を応用したインペラーが搭載されています。インペラー自体は手のひらサイズの小さいものなんですが、12枚のフィンを使っています。

○Ninjaたる特徴

  H2がNinjaたるもう1つの特徴といえば、フレームの設計思想ですね。GPZ900Rはダイアモンドフレームといってフロントまわりはスチールのパイプフレームを、エンジンを抱えて強度メンバーにする構成だったんですけど、このH2も少し似ています。カワサキ初のトラスフレーム構造なんですが、ダイアモンドフレームに近い構造ですし、フロント周りのパイプフレーム、テール周りのアルミホイールの組み合わせも、900Rと同じような考え方で作られています。

  H2Rという公道は走れないクローズドコース専用のモデルがあります。そのモデルはエンジンはそもそも400馬力出せるエンジンなんだそうです。しかし400馬力でたら危ない、羽をつけたら飛んでしまうので、デチューンして300馬力になっています。このH2はさらにデチューンして200馬力、そしてラムエアがきいたら210馬力。それでもですスーパースポーツの中ではかなりパワーが出ているバイクですね。パワーが出ているだけでは危ないということで、それを受け止めるだけの高性能なサスペンションとブレーキが大事になってきます。Ninja H2の場合はブレンボのブレーキシステムとKYBのフロントフォークがついています。もちろんフルアジャスタブルですし、それから電子制御というのがついています。その電子制御もかなり細かく設定を変えることができます。その設定を変えられるのもなかなか楽しい作業でして、わたくしやっとこさ自分にあったセッティングが見つけつつあるところです。


○お気に入りの箇所

  私が気に入っているところが2つあります。1つはマフラー。エキゾストパイプの形状、焼け具合です。H2というのはエンジンを見せるデザインになってますので、もともとエキパイが見えるデザインなんです。今走行1600kmぐらいなんですが、エキパイが良い具合に焼けてきましてね、自然に良い色がついてると。あと、エキパイの曲げ具合ですね。コンピューターで計算して曲げているのでしょうけど、造型が人間くさい。グネグネして集合させているところが、バイクバイクしててセクシーなところ。

  気に入っているもう1つの点は、リア周りが片持ちになっています。ブレーキ周りが全部左側にオフセットされているんです。マフラー側がですね、星型のホイールが全部見えているんですね。私はこれが気に入ってまして、カワサキの人に聞きましたら、コンピュータが考えたそうです。最初から星型でデザインしたわけじゃなくて、最も剛性化かつ軽量化ができる形をコンピューターが導きだしたのがこのデザインなんだそうです。H2のトラスフレームとかとデザインがマッチしていて、とても気にいっています。

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