BBB MAGAZINE

  • レストア野郎 DAX70編

    2016.01.26 / Vol.09

    細かな部分も仕上げていきます!

CREDIT

    • ライター
    • 執筆

    NANDY小菅

    • 撮影

    NANDY小菅

    • バイク

    ダックス

細かな部分も仕上げていきます!
DAX70完成間近

丸直さんのワンオフシート製作、そして水野鈑金工業所さんでのワンオフ削り出しクラッチカバーも製作し終えたところで、いよいよ完成に向けて細かい部分の仕上げに入っていきましょう!

リアブレーキアームの拡大画像その1
リアブレーキアームの拡大画像その2

大まかな形が出来上がってくるとまず走らせてみたいのが人情ですが、組み上げていく途中でリアブレーキアームで作業が止まる。アームを取り付けることは出来るのですが、アーム後方のブレーキロッドのマウント部がスイングアームピポットに被るのです。 CD50のスイングアームへ変更した弊害がこんなところに出てくるとは...。このままではスイングアームが装着できないのです(写真ではピポットシャフトを外して、スイングアームを上に上げています)

スイングアームを外します。
リアのウインカーは埋め込み式を採用

しかたないのでスイングアームを一旦外して、どうすれば一番楽に取り付け出来るようになるかを考える。ちなみにリアのウインカーはカブのFRPリアカウルに穴を開けて、埋め込み式を取り付けてみましたよ。

位置変更して付け直す

リアブレーキアームを切断!

リアブレーキアームのロッド取り付けマウント部分を一旦切断して、位置変更して付け直すことに。切断&溶接作業は太洋モータースの稲村さんにお願いしましたよ!

切断したリアブレーキアームのBefore
切断したリアブレーキアームのAfter

切断したリアブレーキアームのロッド取り付けマウント部はこのくらいの位置に変更して付け直すのです。

シャフトやナットに干渉している
シャフトやナットに干渉していない!

つまり、ステーの位置を後方にズラすことで、スイングアームピポットのシャフトやナットに干渉しないようにするのだ。

再び溶接で取り付けます

マウント部分を再び溶接

一度切断したマウント部分を再び溶接で取り付けます。表面にメッキが施されているものは切断したり溶接したりするとメッキが剥がれてそこから錆びるので、施工後には再塗装が必要になりますからね。

溶接後はサッと耐熱スプレーを吹いて仕上げました。

再メッキの手間を省くために、溶接後はサッと耐熱スプレーを吹いて仕上げました。車体的には黒でもおかしくありませんし、これだけで十分錆びは防げます。 ちなみにステー部の位置を後方にズラしたら、今度はスイングアームの補強部分に当たることが判明したので、更にマウント部を削って形状変更したのがこの形です。簡単に出来上がっていますが、全ては現物合わせで何度も組んではバラしての手間がかかる作業なんですよ...。

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