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    2008.10.27 / Vol.05

    ここがスゴイ! インジェクション搭載バイク

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排ガス規制などにより、物凄い勢いで増加している「インジェクション」搭載車両。数年前まではほとんどキャブレター車だったのにもかかわらず、今ではキャブレターのほうが珍しいほど。しかし、実際のところ「インジェクション」って何がいいの?そんな疑問に答えるため、今回はインジェクションについて簡単に紹介する。

インジェクションは始動性がバツグン!

キャブレター
キャブレターは定期的なメンテナンスが必要だった

インジェクション車のメリットで一番多くの人が体感することができるのがこれだろう。キャブレターの場合、経年劣化してきた中古車では、始動性に難がある車両も決して少なくない。やはり筆者もその昔、プラグをカブらせてエンジン不動→バッテリー上がりという悲しいパターンを味わったことがある。 その点、インジェクションは正確な燃料噴射でバツグンの始動性を提供してくれる。自動車のようにボタン一つでエンジンをかけられるというのは、当たり前のようだが思った以上に安心を与えてくれるのだ。また部品自体の耐久性も高いとされ、メンテナンスの回数も少ない点も安心できるポイントのひとつだろう。

環境にも優しいインジェクション

前述したとおり、インジェクションの燃料噴射は大変正確なため、環境性能にも優れる。エンジンは取り込む空気とガソリンのバランスが崩れると、排気ガスの濃度が濃くなり環境性能が悪化する。しかし、インジェクションはコンピュータにプログラミングされたデータの通り、正確に燃料を供給してくれる。つまり、クリーンな排気ガスを出す環境に優しいシステムなのだ。

インジェクションは完璧?

このように、たくさんのメリットが詰まっているインジェクション車。唯一気をつけることといえば、インジェクションは電子制御、つまり電子部品のため、バッテリーのケアぐらいだろうか。 またインジェクションが出始めた頃、よく言われていたのがインジェクションならではの「ドンツキ感」。アクセルのオン/オフに過敏に反応し、ギクシャクしたアクセルワークになるというものだが、今ではインジェクションの性能向上が進み、このような話はあまり聞かなくなった。しかし、中古車でインジェクション初期のモデルを購入する際は頭の片隅に入れておいても良い情報だろう。...余談だが、不思議な事にこれだけインジェクション車両が増えると、キャブならではの楽しみ(セッティングやフィーリング)がますます恋しく思えてくるのは私だけなのだろうか...

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