BBB MAGAZINE

  • 大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!

    2014.07.24 / Vol.02

    旧車レストア #02

CREDIT

    • ライター
    • 執筆

    隅本辰哉

    • 撮影

    隅本辰哉

    • バイク

    Vespa

ベスパでできる遊びの提案"をいくつか同時進行させていくという連載「大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!」がスタートして早くも2回目。今回の題材について......最初に提案していたレーサー製作にしようか、それともヒストリックモデル紹介or絶版モデルインプレにしようか悩んだ末、今回も旧車レストアでいくことに決めました!せっかくスタートを切ったレストア編なので、せめて流れをつかんでもらえるくらいのところまでお見せしておきたいですからね!それでは旧車レストアの第2話、いってみよー!

なんで仮組みするの?

Vespa VNB2フレーム
いわゆるパイプフレームは存在せず、リヤフェンダー部の後端からハンドルポストのある前端(レッグシールド上部)までがフレームでありボディでもあるんです。骨格に皮膚をかぶせた動物の体を一般的なスクーターとするなら、カブトムシやクワガタのような外骨格を持つのがベスパなのだと例えられるかもしれません

第1話の最後で触れていますけど、この段階でつぎにどのような作業内容に取りかかるのかというと「今後のためになにが足りていないか、なにがダメなのかを洗い出す必要があって、そのために1度仮組みしてカタチにしてから確認していく」ということになります。
つまりこれが仮組みする理由となり、足りていないもの&ダメなものを確認できたら、それらをそろえたり直したりしないとつぎのステージに進めないということになるので、そのつぎにやるべきことも把握できるようになるんですよ。 そんなワケで、フレームに現状でそろっている手持ちパーツなどを組付け、あくまでザックリとしたものながらカタチにしていく過程をお見せしましょう。
ところでフレーム、モノコックフレーム、モノコックボディといったワードがひんぱんに登場しますが、写真と照らし合わせて「ボディパネルのこと?」といった類の疑問を持たれてる方もいるんじゃないですか?
それらはどれもベスパだけに使われるモノコック構造によるボディ、またはフレームのことを指しています。じつはベスパって1946年の市販開始以来(厳密にはプロトタイプの時代から)一貫してモノコックボディを採用しているんです。このモノコックボディに関しては、作業的にフレームワークを行う際に解説する機会を設けますので、現段階では普通のスクーターに見られるような"パイプフレームに外装部品を装着"することでカタチ作られるボディとは異なるものだという認識程度でかまいません。

ガソリンタンク
STEP01:リヤサスを取り付けるにはガソリンタンクを外さないとダメということもあって、まずは付いてるものを外すところからスタート。ちなみにガソリンタンクはシート下に位置してます
右倒しに寝かせる
STEP02:これから行う作業としてフレーム裏側にセンタースタンドを取付けるため、フレーム自体を右倒しに寝かせて裏側の作業をしやすいようにしているところです
流用品で仮付け
STEP03:そのセンタースタンドを固定するのに使うセンタースタンドブラケットはまだ用意できていないので、VNB用ではなく間に合わせの流用品で仮付けすることにしました
スタンドとしての機能は果たしそう
STEP04:センタースタンド装着は、リターンスプリングが欠品しているので直付です。フロア裏面が真っ平ではなく動きも渋いので、なんとかスタンドとしての機能は果たしそうです
せっかくなのでセンタースタンドを立ててみた♪
とりあえずセンタースタンドを無事に装着。......とは言え、センタースタンドはパイプ径の異なるタイプもあるため、正しい部品をそろえつつ仮組みするというのが理想です
フロントフェンダーを装
STEP05:フロントフェンダー中央部の穴にフロントフォークを通し、フロントフェンダーを装着です
フロントフェンダーをしっかりと固定
STEP06:マイナスネジは裏側をナットで止める。これでフロントフェンダーをしっかりと固定します
ベアリングを装着
STEP07:若干レースが錆びてるけど、ロアベアリング用に中古ベアリングを調達して装着です
フロントフォーク装着
STEP08:フロントフォーク装着は、下方向からフレームにフォークを差し込んで行います
ナットを締め込んで固定
STEP09:フロントフォーク上側が出てきたらベアリングを挟み、ナットを締め込んで固定です
リヤサスを取り付け
STEP10:今度はリヤサスを取り付けます。そうしないとエンジンを載せることができないんですよ
上側をナットで固定
STEP11:リヤサスがエンジンハンガーを兼ねる構造のため、まず上側をナットで固定します
前側が固定完了
STEP12:ボディ右サイドからエンジンを搭載し、ピボットシャフトを通せば前側が固定完了です
エンジンのケース後端にリヤサスを固定
STEP13:エンジンのケース後端にリヤサスを固定。少々汚いのは仮組みなのでご容赦ください
エンジンの搭載が完了したよ
まだタイヤを装着していないので、ボディ後端をジャッキで支えている状況。それでもフレームにエンジンが載ったことで、ずいぶん締まった印象だと思うんですけどいかがでしょう?

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