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GSX-R750(スズキ)

スズキ/GSX-R750

GSX-R750は、クラス初の倒立フォークを採用し、油冷エンジンを装備したモデル。新たなスリングショットキャブや、GSX-R750Kの左右2出しから右1本出しとなったマフラー、新設計の吸排気ポートなど、各部の熟成化が図られている。1992年より水冷化、1998年式よりFI化。

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クラス初の倒立フォークを採用した油冷最終「GSX-R750(GR7AC)」

リッター解禁前の1980年代&1990年代初め、今となっては極少数のナナハンレプリカやフルカウルモデルがフラグッシップモデルとして比較的多くラインアップしていた。ホンダのCBR750やVFR750F&VFR750R・RC30、ヤマハのFZR750&FZR750R・OW-01、スズキのGSX-R750、カワサキのZXR750などと、250ccクラスや400ccクラスと同等に各メーカー揃っていたのだ。その中でも、GSX-R750シリーズは1985年の初登場から独特の油冷エンジンを熟成させ、人気の高かったモデルのひとつと言える。

1990年のGSX-R750L(GR7AC)ではクラス初となる倒立フォークを採用。エンジンは1889年の500台限定GSX-R750RK(GR79C)とボア×ストロークも同一で、GSX-R750K(GR77C)よりもロングストローク化されている。新たなスリングショットキャブや、GR77Cの左右2出しから右1本出しとなったマフラー、新設計の吸排気ポートなど、各部の熟成化が図られている。1991年のGSX-R750M(GR7AC)では、外観上、アッパーカウルがスラントタイプとなった他、細かい変更を受けている。

油冷エンジンは750ccだけでなく1100ccや1200cc、そしてイナズマ400の400ccもあるが、やはりパイオニアであるGSX-R750の油冷エンジンのフィーリングを味わいたい。最終となるGSX-R750L(GR7AC)&GSX-R750M(GR7AC)なら完成度も高く、お手頃感が高い。1992年には水冷化され(GR7BC)、それが後のGR7DAやGSX-R600シリーズ、さらにGSRシリーズへとつながっていくことになるわけだが、その転換点である油冷最終モデルに注目してみてはいかがだろうか。