HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ CBR400RR(1990年モデル)の基本情報

カムギヤトレーン&ガルアームで完成度の高い直4レプリカ

1980年代後半から1990年代初めまでは、2スト、4スト、250cc、400ccを問わずレプリカ全盛期、熟成期と言える。400ccクラスでは、1984年に初登場のGSX-R400(GK71B)も数回のモデルチェンジを経て、1990年にGSX-R400R(GK76A)へと進化。1986年のFZR400(1WG)は1989年にFZR400RR(3TJ)へフルモデルチェンジ。1986年に登場し(NC21)、1987年にはプロアームとなったVFR400R(NC24)も1989年12月にはNC30型へ。ZXR400は1989年の初登場で(ZX400H)、1991年にはモデルチェンジ(ZX400L)するなど、この頃は毎年のようにニューモデルの追加、マイナーチェンジ、フルモデルチェンジが繰り返されていた。2000年代、2010年代では考えられない状態である。

そんな中、ホンダはVFR400Rに加え、ツアラー系のCBR400R(NC23)をレプリカ系のCBR400RR(NC23)へ路線変更し、1990年にはNC29型へ熟成させ、2000年までの間、大きな変更もなくラインアップすることになる。一番のマイナーチェンジは、馬力規制により1993年12月に59psから53psへと出力ダウンしたことだろう。それ以外は、ホンダ独自のカムギヤトレーンの並列4気筒エンジン、LCGツインチューブフレーム、ガルアームなどの装備や機能は最終モデルまで変わらず、決してライバル車に劣ることはなかった。ただ、VFR400R(NC30)とのダブル看板だっただけに、CBR400RR(NC29)だけが際立った感はなく、中古車の台数はほぼ互角。ホンダファンにとってはV型のトルク感・回転フィールか、並列4気筒のスムーズさを選ぶ楽しみがあった。現在のCB400SFシリーズのルーツともなっているだけに、レプリカ時代を知らないユーザーも一度はCBR400RRの面白さを体感してみていただきたい。

  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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