HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ CB1300SF(1998年発売モデル)の基本情報

CBシリーズ最大となったリッターネイキッド「CB1300SF(SC40)」

1992年11月、プロジェクトビッグ1(PROJECT BIG-1)のもとに登場したCB1000SF(SC30)。20年も経てば立派な旧車・絶版車の域になるが、全く色褪せることなく、2010年代でも十分通用するモデルで、先行して登場したゼファー1100(ZRT10A)と共に、リッターネイキッドを牽引してきた。後にヤマハXJR1200(4KG)やスズキGSX1100Sカタナの国内モデル(GU76A)、GSF1200(GU75A)が追随し、さらなる大排気量化が進むことになる。その流れの中、1997年に登場したX4(SC38)をベースとしたCB1300SF(SC40)へとフルモデルチェンジ。ヤマハもXJR1300(RP01J)へと進化していった。

CB1000SF(SC30)をベースに1300ccまで排気量を拡大、100psへとパワーアップしたX4(SC38)のエンジンは、空冷風にフィンを切った外観で、CB1000SF(SC30)の時とはガラっと印象を変えた。そのエンジンを搭載したCB1300SF(SC40)は大きさや威圧感を増したモデルとなった。21リットルのタンクや樹脂製グラブバーを装備したテールカウルなどの外装に加え、左右2本出しのサイレンサーや、18インチから17インチへインチダウンし太さを増したタイヤもボリューム感を強調している。ただ、ポジションは改善されており、歴代CBシリーズで最大を誇るだけに、スポーツ性や扱いやすさはもちろん向上されている。

2003年にはモデルチェンジでインジェクション化されSC54型に。エンジンからはフィンがなくなりCB1000SFと同様のツルッとした外観となった。イメージとしては「BIG-1らしさ」が戻ったという意見もあり、その観点からはSC40型のCB1300SFはシリーズの中でも少々異色と言えるかもしれない。決して性能的に劣っているというわけではない。よりスポーティーなリッターネイキッドのSC54型に対し、よりネイキッドらしいリッターネイキッドのSC40型ということだ。

  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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