HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ CB400スーパーフォア バージョンR(1995年モデル)の基本情報

個性的なスタイルでスポーツ性を高めた「CB400スーパーフォア バージョンR(NC31)」

1990年に登場したゼファー400(ZR400C)を皮切りにブームとなり、1つのジャンル・カテゴリーとして確立された「ネイキッド」。実はスズキのバンディット400(GK75A)が1989年に先行して登場しており、その頃はホンダ・CB-1(NC27)、カワサキ・ザンザス(ZR400D)がラインアップしていた。そのCB-1の後継モデルとしてCB400スーパーフォア(NC31)が1992年に、翌1993年にヤマハ・XJR400(4HM)が新登場したことで、各メーカーのネイキッドモデルが出揃うと、今度はそれらのバリエーションモデルが追加されていくことになる。その流れの中、スポーツ性を向上させたモデルとして登場したのがCB400スーパーフォア・バージョンR(CB400 SUPER FOUR バージョンR)だ。

「CB400SFバージョンR」の最大の特徴の1つに、丸型ライトが主流のネイキッドの中で、フューチャーフォーカスヘッドライトと呼ばれる角型ライトを採用し、ハンドルマウントのビキニカウルを採用した点が挙げられる。また、ステンレス1本ものではなく、レーサーレプリカで見られたエキパイとサイレンサーが分割式のマフラーを採用するなど、「走り」やスポーティーさを打ち出している。実際、エンジンや吸排気系も変更を受け、スタンダードモデルとは一味違った出力特性となっている。後に登場した「バージョンS」や、ハイパーVTECエンジンを搭載してモデルチェンジしたNC39型にもこのスポーツ性は受け継がれ、走りを意識したネイキッドはこの頃から一般的になってきたのだ。

NC31型のスタンダードモデルも年々進化していて十分楽しめるだろうが、ひと味違うスポーツ性を求めたいなら「バージョンS」、さらに、他人とは違う個性を求めたいなら間違いなく「バージョンR」がオススメだ。

  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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