HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ VFR800(1998年モデル)の基本情報

V型4気筒のハイテクツアラー「VFR800(RC46)」

アメリカンを初めとしてVツインは数多く存在するが、全メーカーを見渡しても、V型4気筒モデルは極めて少ない。メジャーなところでは、ホンダのVF・VFRシリーズやヤマハVMAXといったところだ。VF・VFRシリーズは1982年12月のVF750F(RC15)がスタートとなり、1986年4月にはVFR750F(RC24)、1987年8月にはレーサーレプリカVFR750R(RC30)が登場。1990年3月のVFR750F(RC36)でRC30と同様のプロアームが採用され、1998年にフルモデルチェンジとなったVFR800(RC46)や、2010年3月に登場したVFR1200Fにも「V4+プロアーム」のコンセプトは受け継がれている。

VFR750F(RC36)の748ccから781ccへと排気量をアップして登場したVFR800(メーカー呼称はVFR)は、PGM-FI(インジェクション)やDCBS(前後連動ブレーキ)を新採用し、ツアラー性とスポーツ性を高レベルで両立させたモデルとなった。2002年1月のフルモデルチェンジでは、外装を一新しシャープなデザインに。マフラーはデュアルセンターアップタイプとなり、リアビューもガラッと変化した。さらに、V4エンジンでは初となるVTECを搭載することで、より一層スポーツ性を高めた進化を成し遂げたのだ。

4輪・クルマの世界では当たり前のV型エンジンも、前述のとおりバイクの世界では極少数派。VFR750R(RC30)やRVF750(RC45)といったレーサーレプリカの要素も盛り込みつつ、ホンダの先進技術を結集し、世界最高水準の環境性能を誇るVFR800はまさにV4ハイテクスポーツツアラーだ。排気量的にはフラグッシップモデルとは言えないが、ハイテク面では間違いなくフラッグシップ。「大人のバイク」を求めるならVFR800のようなモデルがスマートな選択ではないだろうか。

  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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