HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ ランツァの歴史

DT200WR(3XP)/1991年(平成3年)

「速く、楽しい、感動のあるバイク」をコンセプトにDT200R(3ET)からフルモデルチェンジ。モトクロッサーYZをベースとした公道版エンデューロレーサーといった感じだ。エンジンはDT200R(3ET)をベースに195cc→199.7ccまで排気量を拡大。補助排気付き複合メッキシリンダー、大型リードバルブ、デジタル進角、TM30キャブなどでパワーバンドを拡大し、さらに3倍速YPVS、最適掃気形状ケース、大容量エアクリーナー、小径フライホイールなどでレスポンスを向上。1軸バランサーを採用することで振動も低減した。YZベースのセミダブルクレードルフレーム&アルミデルタボックススイングアームの組み合わせと、ストローク300mmのφ41mm径倒立フォーク、リアにはストローク310mmのモノクロスサスの採用で高い剛性と走破性を誇った。CRM、RMX、KDXがフルサイズ250ccで展開する中、唯一200ccに拘った。

ランツァ(DT230LANZA)(4TP)/1997年(平成9年)

エンデューロ色の強かったDT200WR(3XP)から一転し、気軽に、気負わずに乗れる2ストモデルとなったDT230LANZA・ランツァ(4TP)。その特徴としてセルの装備や、DT200WR比で30mm低くなったシート高、倒立から正立に変更されたフロントフォークなどが挙げられる。その一方で、エンジンはストロークを伸ばすことで排気量を約30ccアップした224ccとなり、最高出力は40psと、他の2ストモデルと肩を並べた。また、クラス唯一のトラクションコントロールを装備し、滑りやすい路面での走破性を向上させた。2スト版セローと呼べる程の乗りやすさを実現し、レーシーな他モデルに対して初心者や女性でも乗れる「柔らかさ」が感じられるモデルだったが、排ガス規制によりわずか2年で生産終了。ただ、その後も輸出モデル(オーストラリア仕様)が存在し、逆車として購入可能だった。販売期間を考慮すると、とても希少価値の高いモデル。
  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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