HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ CB400スーパーフォア ハイパーVTEC(1999年モデル)の歴史

CBR400F(NC17)/1983年12月(昭和58年)

可変バルブシステムの元祖はCBR400F(NC17)になる。当時としてはとても斬新なアイデアで、「REV」という名称で開発された。回転数に応じて作動バルブ数が変化。低回転域では2バルブだけが作動し、4バルブのデメリットであるバルブオーバーラップによるガスの吹き抜けや流入速度の低下、燃焼効率の悪化を制御。8500rpmで2バルブ→4バルブに切り替わる。空冷ながら58ps/12300rpmを発揮し、後に登場する水冷のGSX-R400やFZ400Rの59psにも劣ることのない動力性能を誇った1984年にはハーフカウルを装備したCBR400Fエンデュランスも追加され、特別仕様のフルカウルモデルも発売された。1985年にはマイナーチェンジ。コムスターから3本キャストホイール、アルミスイングアーム、ステンレスマフラーに変更された。また、F3レースを意識したシングルシートのCBR400Fフォーミュラ3が追加された。

CB400スーパーフォア(NC31)/1992年(平成4年)

「プロジェクトビッグ1」で登場したCB1000スーパーフォア(CB1000 SUPER FOUR)の400cc版とも言えるCB400スーパーフォア(CB400 SUPER FOUR)。CB-1(NC27)をベースとした水冷4ストDOHC並列4気筒399ccエンジンは、カムの駆動方式をギヤからチェーンに変更。吸気ポートを33mm短くし、ポート径をφ26mmとしことで吸気流速を高め、5.5リットルの大容量エアクリーナーやレスポンスのいいスラントCVキャブの採用で高効率化を図った。フレームは丸型断面パイプのダブルクレードルで、φ41mmのフロントフォーク、リザーバータンク付きリアショック+角型スイングアーム、フロントφ296mmのダブルディスク、リアφ240mmディスクブレーキで足回りを固めた。センタースタンドを装備し使い勝手も考慮された。バージョンRやバージョンSといったバリエーションも追加された。

CB400スーパーフォア ハイパーVTEC(NC39)/1999年2月(平成11年)

スタンダードモデルと同時にラインアップしていたスポーティーモデルのCB400スーパーフォア バージョンS(CB400SFバージョンS)の進化形としてフルモデルチェンジ。カムを切り替えるクルマのVTECとは少々機構が異なり、バルブの本数を切り替える「ハイパーVTEC」エンジンを搭載した。2002年1月にはスペック2(SPEC?)、2003年12月にはスペック3(SPEC?)とエンジンが進化し、2005年3月にはスペック3をベースにライトカウルを装備したスーパーボルドールを追加。2007年12月にはNC42型にフルモデルチェンジし、エンジンはハイパーVTEC Revo(レボ)となり、PGM-FI(インジェクション)を採用した。VTECエンジンを搭載したモデルとして、2002年1月にフルモデルチェンジしたVFR800(RC46)が挙げられ、こちらはV型4気筒のため「V4 VTEC」と呼ばれる。
  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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