HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

カワサキ GPX400Rの歴史

GPZ400R(ZX400D)/1985年2月(昭和60年)

空冷GPZ400F(ZX400A)から水冷GPZ400R(ZX400D)に。輸出車GPZ600Rのスケールダウンモデルで、59psのエンジンを新設計アルミクロスフレームに搭載。フロントは16インチホイールにアンチノーズダイブシステムが採用された。CD値0.29以下を誇り、前面投影面積は当時クラス最小。1985年、1986年と2年連続400ccクラスの登録台数1位のベストセラーモデルとなった。同時にラインアップしたネイキッドモデルのFX400R(ZX400D)は、GPZ400Rから単にカウルを取り外したモデルではなく、独特の構造のスチール製角パイプフレームに、4 into 1の集合マフラーを採用した。1989年にはエンジンをリファインし57psに。扱いやすさを狙った出力特性で、ストリートでの乗りやすさを向上させた。これらが、後のGPX400RやZX-4とも同時にラインナップすることになる。

GPX400R(ZX400F)/1987年2月(昭和62年)

兄貴分GPX750R(ZX750F)と共通のデザインで、エンジンはGPZ400R(ZX400D)のものをベースに徹底した改良が加えられ、軽量&コンパクト、レスポンスの向上などが図られた。アルミではなくスチールパイプのフレームは、カワサキ独自の技術FAST(フェザーウェイト・アロイ&スチール・テクノロジー)により、コンピューターを駆使してアルミ製のものと同等の単体重量と剛性を実現した。ひと回り大きく見える車体だが、シートやサイドカバーがスリムで足着き性は良好。フロントには電気応答式アンチダイブシステムESCSが採用された。GPX400Rが登場後も人気の高かったGOZ400Rも同時にラインアップし、また、アルミe-BOXフレームのZX-4も追加され、カワサキ400ccクラスのフルカウルモデルは充実したものとなった。それゆえ、GPZ400Rはやや影を潜めた形となり、短命に終わることになる。
  • このページはカワサキモータースジャパンのご協力を頂き製作しています

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