HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

スズキ デスペラード800(1996年モデル)の歴史

VX800(VS51A)/1990年(平成2年)

デスペラード800はイントルーダー800の後継にあたるが、さらに遡るとVX800(VS51A)やVS750イントルーダーに行き着く。1990年にオーバー750ccが解禁となり、スズキ初の日本国内向けオーバーナナハンモデルとして発売されたのがVX800である。ベースとなっているVS750イントルーダーと似ているが、実際にはスポーツ性の高いモデルとなっており、最高出力は57ps/6500rpm。110/80-18サイズのフロントタイヤ、メンテナンスフリーのシャフトドライブ、一体型シート、大型グラブバー等を採用し、タンデム走行や長距離ツーリングを考慮した作りとなっている。斬新なデザインの5本スポークホイールを含め、洗練されたデザインはヨーロピアンモデルらしいテイストを持つ。全メーカーのラインアップを見渡しても750ccクラスのVツインツポーツモデルは少なく、その点では希少価値の高いモデルと言える。

デスペラード800(VS53B)/1996年11月(平成8年)

イントルーダー800(VS52C)の後継モデル。エンジンは同系の水冷Vツインで、50ps/6000rpmの最高出力は変わらず、扱いやすくパワフルな走りを実現。カスタムブームを反映し、ドラッグレーサー風ながらロー&ロングのスタイリングで、安定性、直進性は抜群。倒立フォーク、フロント16インチホイール、130/90の極太タイヤを装着している点が特徴的だ。また、フローティングタイプローター採用のフロントブレーキ、エアプレーンタイプのフューエルキャップ等もドラッグ風を強調している。ハンドルマウントのビキニカウル&アンダーカウルを装備し、スポーティーなイメージとしたデスペラード800X(VS53B)も同時にラインアップ。翌年にはマイナーチェンジし、薄型シートとロングマフラーを採用。エアクリーナータイプの小物入れは丸型となり、ウィンカーはティアドロップ型&小型化した。後にデスペラード800Xのみのラインアップとなる。
  • このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています

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