HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ FZ400R(1984年モデル)の基本情報

レーシーなコンセプトを明確にして登場した元祖レプリカ「FZ400R(46X)」

1983年〜1984年はレーサーレプリカの出発点と言えるだろう。レギュレーションで「4スト400cc、2スト250cc」と定められたF3クラスへのレース参戦マシンとして、ホンダCBR400F(NC17)やスズキGSX-R400(GK71B)、そしてヤマハFZ400R(46X)が登場したからだ。CBR400Fは空冷ながら「REV」の採用などで58psを発生。GSX-R400はGSX400FWベースの水冷DOHCで59ps。これをアルミフレームに搭載し3車中最軽量の152kgを達成。最もレーシーな仕上がりとなっている。FZ400Rはスペックや装備的にはCBRとGSX-Rの中間といった形となる。

XJ400Z系の水冷エンジンをベースに59psとしたものを、スチール製角パイプフレームに搭載。フロントフォークにはセミエア+バリアブルダンパーを採用し、アルミ角断面スイングアーム+モノクロスサスを組み合わせたリア回り、フロント16インチ&リア18インホイールで安定感あるハンドリングを実現した。今でこそ前後17インチが主流だが、当時は異径ホイールの組み合わせが主流だった。

1985年にはノンカウル(ネイキッド)のFZ400Nも追加。フレームマウントの角型ライトとメーターを採用し、ハンドルは20mmアップ。アルミのラジエタープロテクターやゴールドのヘッドカバー&エンジンサイドカバーでFZ400Rと少々差別化されたが、基本スペックは同一だ。1986年にはアルミデルタボックスフレームを採用し、よりレーシーになったFZR400へとフルモデルチェンジしたものの、FZ400Rのポテンシャルは高く、レース参戦用にキットパーツも限定発売された程だ。今さらフルカウルのレーサーレプリカはちょっと、と思いつつも、走りの良さを重視したいならFZ400R・FZ400Nといった元祖レプリカを選択すると面白いかもしれない。

  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

現在掲載中のヤマハ FZ400R

掲載中の車両は、ありません。

アクセスランキング

総合ランキング

メーカー別ランキング

ホンダ

1.

ホンダ

2.

ホンダ

3.

ヤマハ

1.

ヤマハ

2.

ヤマハ

3.

スズキ

1.

スズキ

2.

スズキ

3.

カワサキ

1.

カワサキ

2.

カワサキ

3.