HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ YB-1 FOUR(1996年モデル)の基本情報

4スト化によりレトロ系を継承した数少ないヤマハ・ミニ「YB-1 FOUR(UA05J)」

レトロ系50ccにホンダは4ストのベンリィCD50(CD50)をベースとしたベンリィ50S(CD50)やベンリィCL50(CD50)を投入。その一方で、スズキとヤマハは2ストモデルで対向。スズキはK50をベースとしたコレダスポーツ50(K50)とコレダスクランブラー50(K50)、ヤマハはYB50(F5B)をベースとしたYB-1(F5B)だ。排ガス規制にもかかわらず、コレダスポーツ50は2ストのまま規制に適合させ、ベンリィシリーズは4ストということもあってそのまま継続販売。その一方、YB-1はモデルチェンジで4スト化された。それが2000年のYB-1 FOUR・YB-1フォア(UA05J)だ。

ロータリーバルブの2ストからタウンメイト系の空冷4ストSOHC2バルブエンジンに変更され、スペック的にはベンリィ50Sと同等に。前後ドラムブレーキをφ110mmから130mmへ大径化し、ライトの光量も30/30W→35/36.5Wへとアップするなど、各部の充実化も図られた。メッキ仕上げのリム、ライト、フェンダー、バックミラーなどや、めっきマフラー、エンドストッパー形状のシングルシート、専用ポジションのハンドルなどのデザイン面はYB-1を踏襲しており、SR500・SR400のイメージに通ずるものがある。

2005年9月のカラーリング変更を最後に、それが2007年、2008年まで発売された形となり、50ccクラスが充実したホンダに対し、数少ないヤマハの50ccモデルの中で、2ストのRZ50(RA02J)と共に貴重な存在だった。性別や年齢を問わず、また、スポーツ系のように気合を入れる必要もない、気軽に乗れるレトロ系ミニバイクは、エントリーユーザーにとってベストチョイスになること間違いなし。4ストの燃費の良さも(カタログ値108km/L)、これからの時代にベストマッチなバイクといえるだろう。

  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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