HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ グランドアクシス100(1998年モデル)の基本情報

最後まで残った2スト原付2種スクーター「グランドアクシス100(SB01J)」

1990年代後半、原付2種クラスのスクーターは、車体がやや大柄な4スト125ccモデル、車格は50ccと同等の2スト90ccに2分されており、一番人気のアドレスV100(CE11A)、続くリード90(HF05)、アクシス90(3VR)、ジョグスポーツ90(3WF)などが代表的な2ストスクーターだった。1998年、これらが揃ってフルモデルチェンジし、アドレス110(CF11A)、リード100(JF06)、そしてグランドアクシス100(SB01J)と排気量をアップさせ、ボディも大柄になり登場したのだ。

2000年代後半の時点では、アジア圏などの海外で生産され、メーカーが日本に輸入・販売しているモデルも多くなっているが、1990年代後半では珍しいケースで、台湾ヤマハで生産されていたグランドアクシス100はその先駆けと言ってもいいモデルとなる。ワンクラス上の12インチホイールを採用し、大容量のメットインスペースを確保。アクシス90と比べれば大柄となったが、パワフルなエンジンの採用で、アドレスV100と並ぶカスタムベース人気車。また、同系エンジンはBW’S100(4VP)やエアロックス100(AEROX100)にも搭載されているのは周知の通りだ。

リード100が2002年までで、2003年には4ストのスペイシー100(JF13)にスイッチ。アドレス110とアドレスV100は2004年までで、2005年にはクラス初のインジェクションを採用したアドレスV125(CF46A)に入れ替わるなど、次々に4スト化が進む中、グランドアクシス100は4ストのシグナスX(SE12J・SE44J)と併売される形で、原付2種クラス最後の2ストスクーターとして2008年までラインアップ。2009年8月にはアクシストリートXC125E(SE53J)としてとうとう4スト化された。

  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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