HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ ホーネット600(1999年モデル)の歴史

ホーネット600・HORNET600(PC34)/1998年(平成10年)

CBR900RR譲りのワイドタイヤを装着したホーネット250をベースに、剛性や寸法を若干変更したのがホーネット600。ブレーキはCBR900RRと同じ軽量化されたニッシン対向4ポットキャリパーに、φ296mmディスク、φ41mmフォークを採用。角型モノバックボーンタイプのフレームに、高回転の伸びをそのままに、低中速域重視にセッティング変更したCBR600Fベースのエンジンを搭載。このクラス最小の車体サイズと優れたパワーウエイトレシオ、より理想に近づけたパワーとタイヤサイズとのマッチングは、まさにスタイリングと性能を両立したものとなっている。リンクレスのモノユニット式リアサスに180/55-17のワイドタイヤ、フロントは16インチホイール、ホワイトパネルのメーター、シャープなデザインの16リットルタンク、アップタイプマフラーなど、ホーネットを象徴する装備はホーネット250と変わらない。

ホーネット600S・HORNET600S(PC34)/2000年(平成12年)

ホーネット600S(メーカー呼称:ホーネットS)は、ホーネット600をベースにフレームマウントのマルチリフレクターライト付きハーフカウルを装着。これ以外にφ41mmフォークのオフセットを35→40mmに変更したほか、当初特徴的だったホイールサイズも3.50-16/5.50-17から3.50-17/5.50-17と、フロントを17インチにアップ。現代の標準的なサイズに変更することで、落ち着きのあるハンドリングを実現した。ハーフカウル装着にも関わらず、わずか2kg増にとどまっている。また、シート高は従来より30mm低くすることで、良好な足着き性を実現。エンジンはエアクリーナーの吸気ダクトとφ34mmCVキャブをリファインするなどして、レスポンスを向上している。2001年(平成13年)発売モデルでラインアップから消えてしまったが、その後も輸出モデル(逆車)では存在している。また、2001年には兄貴分のCB900ホーネット(SC48)も登場した。
  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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