HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ スティード600(1988年モデル)の歴史

スティード600(PC21)/1988年1月(昭和63年)

全長2310mm、1600mmのロングホイールベースというリッタークラス並みの車格で、リジッド風スタイルとしたスティード600。2ピン同軸クランクを採用した、SOHC3バルブ水冷Vツインエンジン(狭角52度)は、微妙な爆発タイミングの最適化を図ることで、低中速域での図太いトルクを実現。スティード400の5速に対し、最適なレシオを持つ4速ミッションを採用することで、Vツインの鼓動をより楽しめる仕様としている。エアクリーナーカバー等、各部をクロームメッキ仕上げとし、高級感を演出している。(後期ではオプションで左右セット12000円のメッキサイドカバーも用意された)。1990年6月にはシートバック(背もたれ)を標準装備、1993年にはタンク容量を11リットルに大容量化。この他は大きな変更もなく、1996年1月に立体エンブレムを採用したのを最後に生産終了となる。1997年3月にはシャドウ750(RC44)が登場している。

シャドウ750(RC44)/1997年3月(平成9年)

「ニュー・アメリカン・クラシック・カスタム」をキーワードに造り上げられたシャドウ750。ロー&ロングの基本フォルムは兄貴分のシャドウACE(SC32)と共通する。搭載されたエンジンはスティード600(PC21)をベースにボア&ストロークをアップし、より一層ロングストロークタイプとなった。また、クランク、フライホイールマスを大きくしたことで、粘り強さと鼓動感を楽しめるものとなった。ローフォルムに見える2in1マフラー、カバードタイプの前後サス、ディープフェンダー、タンクオンメーターなど、装備類にも拘りが感じられる。末弟のシャドウ400(NC34)も同時に登場し、2001年にはシャドウスラッシャー750(RC48)、2003年末にはシャドウ750がモデルチェンジしRC50へ、2008年にはインジェクション化、2009年にはシャドウ750ABS(RC56)とシャドウファントム750(RC53)が追加された。
  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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