HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ ゼルビスの歴史

VT250F(MC08)/1982年

ゼルビス(MC25)のエンジンのルーツはこのVT250FC(MC08)。ナナハンキラーと言われた2ストRZ250に対抗できるスペックを持つ4ストVツインとして、一躍人気ナンバー1となった。1986年、3代目のVT250FG(MC15)では43psにアップし、1987年にはインボードディスクから通常のディスクブレーキに(VT250FH)。ノンカウルのVTZ250(MC15)もラインナップし、1989年にはVT250スパーダ(MC20)へと進化。このエンジンがゼルビスやVツインマグナ(MC29)にも採用され、2008年に生産終了となったVTR250(MC33)にも受け継がれている。

ゼルビス・XELVIS(MC25)/1991年

他メーカーでは見られなかったVツインエンジン搭載のツアラーモデル。ルーツは1982年のVT250FC(MC08)で、VT250スパーダ(MC20)をベースに低中速向けにセッティングしたもの。VT250FG(MC15)では43psを発生したが、ゼルビスでは36psに抑えられている。シート下のユーティリティーボックスやカウル内側のポケット、荷掛けフックなど利便性も考慮され、上体が起きるライディングポジションとスクリーンを装備したライトカウルのおかげで長距離ツーリングも快適にこなせるモデルとなっている。モデルチェンジや後継モデルの登場はなかったが、VツインマグナやVTR250にエンジンは受け継がれていく。

トランザルプ400V(ND06)/1992年

排気量も基本構成も異なり、「兄貴分」というわけではないが、Vツインツアラーという点で共通するのでトランザルプ400Vをピックアップ。トランザルプ(TRANSALP)」の由来はアルプス縦走ラリーから。ブロス400(当時の呼称:ブロス プロダクト2 型式:NC25)がベースの52度水冷Vツインエンジンは、φ34mmVDキャブの採用などで高速の伸びと低中速のトルクを両立。二人乗りで長距離を駆け抜けるのにも十分な車体構成と実力を持っている。もVツインのツアラーは意外と少なく、ヤマハのTDM850(4EP・RN03J)やカワサキのKLE400(LE400A)、KLE250アネーロ(LE250A)は並列ツインとなる。
  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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