HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

スズキ バンディット250の基本情報

250ccクラスでひと足先に登場したネイキッド「バンディット250(GJ74A)」

「ネイキッド」というカテゴリーのスタートは、おそらく1980年代後半、CBR400RR(NC23)に対するCB-1(NC27)や、ゼファー400(ZR400C)の登場からだ。スズキはバンディット400(GK75A)を発売しているが、250ccクラスでは、レーサーレプリカGSX-R250R(GJ73A)のノンカウル・ネイキッドであるコブラ・COBRA(GJ73A)を登場させ、その後にバンディット250(GJ74A)を追加しており、ライバルメーカーはまだ250ccクラスにネイキッドを設定しておらず、一歩先を行っていたのがスズキだった。

バンディットシリーズの最大の特徴であるパイプフレームに、GSX-R250R(GJ73A)やコブラ・COBRA(GJ73A)をベースとした水冷DOHC並列4気筒エンジンを搭載し、美しいラインを見せる4-2-1マフラーの装備で、実用域でのスロットルレスポンスを向上させた出力特性となっている。車格はバンディット400と変わらずボリュームのあるもので、スタンダードのセパハン(セパレートハンドル)に対し、グリップ位置で上に100mm、後ろに50mm移動させたアップハンドル仕様も設定。初代の鮮やかなレッドやグリーンがバンディットらしさを強調していた。

1991年にはロケットカウルを装備した施したバンディット250リミテッド(GJ74A)を追加。バンディット400リミテッドと同様に独特のグラフィックを施し、カフェレーサー風の雰囲気でネイキッドの中でも異色の存在となった。バンディット400との見た目の違いはダブルディスクかシングルディスクか、というくらいそっくりのバンディット250は、圧倒的な台数を誇るホーネット250(MC31)や、同時期にラインアップしたジェイド(MC23)とバリオス(ZR250A)程の存在感はないが、そのデザイン性やスペックは申し分なし。2010年代でも十分通用するモデルである。

  • このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています

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