HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ YZF-R1の歴史

YZF1000Rサンダーエース(4SV)/1996年(平成8年)

FZR1000の後を受け継ぎ、新たなフラッグシップモデルとして登場。「サンダーエース」のサブネームが与えられた。排気デバイスEXUPを採用したFZR1000の前傾5バルブエンジンをベースにクランクを22%軽量化。キャブやEXUPも変更された。YZF750Rをベースとしたアルミ・デルタボックスフレームに、φ48mm正立フロントフォーク、トラス構造を持たない新設計のスイングアームを装備。前後17インチホイール、フロントに一体成形の4ポットキャリパー+φ298mmディスクと足回りを固めた。空力特性を追求したカウルによって、YZF750Rと同等の0.290というCdA値を実現した。この後に登場するYZF-R1に比べれば、大柄でゆったりしたボディから、CBR1100XXやGSX1300Rハヤブサ、ZZ-R1100と同様にスポーツ性と実用性を両方兼ね備えたハイスピードツアラーである。

YZF-R1(RN011)/1998年(平成10年)

開発コンセプトは「ツイスティロード最速」で、サーキットよりも公道でのコーナリングに主眼が置かれ、シャープなハンドリングを実現。ヤマハ初のサイドカムチェーン方式の1000ccエンジンは最高出力150psで、部品単体の軽量設計に留まらず、マシン全体をコンパクト化した結果、リッターマシンながらミドルクラス並みの乾燥重量177kgという軽量ボディを実現した。エンジンはミッションの2軸を縦置きとし、前後長を大幅に短縮。GPマシンを思わせるロングスイングアームフォルムを達成した。ポテンシャルの高さだけでなく、それをコントロールできる理想的な特性となっている。2000年モデル(RN041)では、150ヶ所に及ぶ大幅な変更を受け、乾燥重量は2kg減で175kgを実現。また、低中速域でのスムーズなパワー特性を得るためキャブのリセッティングや新チタンサイレンサーも採用された。シフトリンケージ変更やタンク上面を5mm下げる等で、空力特性やポジションも改良された。
  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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