HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ MT-07 ABS(RM19J)(2018)の基本情報

MT-09、MT-07、さて、どっちを選ぶ?「MT-07 ABS(RM19J)」

2014年、ミドルクラスのMTシリーズとして登場した「MT-07(RM07J)」。2017年、平成28年排出ガス規制の適合モデルとして「MT-07 ABS(RM19J)」が登場。この年は、MT-07の型式はRM07Jのままで、MT-07 ABSがRM19Jとなり、2つの型式のMT-07が存在していたが、2018年のマイナーチェンジによって、型式はRM19Jのみとなった。

2017年モデルからマイナーチェンジを受けた2018年モデルのMT-07は、『よりMTシリーズらしい進化』をコンセプトにして開発されたモデル。主な特徴は、『バネ定数と減衰力のバランス調整を図り、ライダーの操作に対して、よりリニアに反応する前後サスペンションの装備』『着座面積が約30%拡大され、ライディングポジションの自由度を高め、長時間乗車時の疲労を低減する新設計シートの採用』『吸排気の流れや“塊感”を強調し、より力強さを感じさせるスタイリング』などとなっている。

さて、MT-07の購入を考えている人は、MT-09も視野に入っているものと思う。いずれも2018年モデルで比較するが、排気量はMT-09が845ccで、MT-07が688cc。エンジンはMT-09が3気筒で、MT-07は2気筒。最高出力はMT-09が116PSで、MT-07が73PS。車重はMT-09が193kgで、MT-07が183kg。シート高はMT-09が820mmで、MT-07が805mmなどとなっている。よりパワフルでより大型バイクらしい佇まいを見せるのがMT-09だが、MT-07でも必要にして十分な走行性能を持っており、大型バイクらしさを十分に感じさせる。明らかにどっちが上、どっちが下、とは言えない。元も子もない言い方になるが、もう、選ぶ人の好みに任せるしかない。ただひとつ言えるのは、乗る機会があったら、両方とも試してほしい。シート形状やライディングポジションによる街なかのフィーリング、3気筒と2気筒の違いによるエンジンの鼓動感、車体ディメンションの差による取り回ししやすさ、デザインの好みなどなど。2つ試すことによって、自分にはどっちが合っているか、どっちが好きな味付けかがわかると思う。どっちにしようか迷っているなら、迷わず両方に乗ってみる。それが、後悔の少ないバイク選びの基本のひとつだ。

  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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