HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

スズキ バンディット400リミテッド(1990年モデル)の歴史

バンディット400(GK75A)/1989年(平成1年)

ネイキッドの代名詞とも言えるゼファー400(ZR400C)と同年に登場。バンディットの一番の特徴とも言える独特の形状のスチール製丸パイプフレームに、GSX-R400R(GK76A)のエンジンをベースにカムシャフトや吸排気系を見直したエンジンを搭載。低中速を重視した出力特性で、実用回転域でのパワーが向上している。すぐに、アップハンドル仕様や、下記に述べるロケットカウルを装備した「リミテッド」を追加。さらに、1991年には可変バルブ機構を備えたVCエンジンの「V」と「Vリミテッド」が登場。1995年にはGK7AA型に進化し、スタンダードとVCエンジンの両仕様が設定される。また、コンパクトなビキニカウルを装備したVZも1997年に追加。バリエーションの豊富さでは他のネイキッドモデルの一歩上をいく。さらに、ツインショックが多数の中、モノショックを採用していたのも全体のデザインの洗練さを引き立てていた。

バンディット400リミテッド(GK75A)/1990年(平成2年)

スタンダードのバンディット400に追加されたロケットカウル仕様のバンディット400リミテッド(バンディット400LTD)。ヨーロッパ車を思わせるロケットカウルは国内モデルでは珍しく、この他ではホンダ・GB400TT MK?(NC20)などが挙げられる。基本的なスペックはスタンダードモデルと変わりなく、カウル装着に伴い、ライト・ミラー・ウィンカー・メーター類がハンドルマウントからカウルステーマウントへ変更され、カラーリングがツートーンになったところが相違点。VCエンジン搭載の「V」が登場した際にも、「Vリミテッド」として追加された。スタイリングのみならず、高速走行や長時間走行でカウルの恩恵は大きく、ツーリング用途ならリミテッドの方が最適だ。また、ハンドルに重量物がついていないため、ハンドリングの軽快さもスタンダードよりやや上だろう。単年で販売終了となったわけではないが、やはり希少車と言える。(写真はバンディット400Vリミテッド)
  • このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています

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