HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ TT250Rレイド(1994年発売モデル)の基本情報

ビッグタンク&ビッグライトでツーリングを意識した「TT250Rレイド(4GY・4WA)」

1990年代に入り、オフロードバイクは新世代へと生まれ変わり、そのひとつがKLX250SR(LX250E)だ。新開発の水冷DOHCエンジンは、XLR250R(MD22)やDR250S/SH/SHE(SJ44A)の空冷SOHCエンジンとは比べ物にならない程の高回転型でパワフル。戦う4ストとして衝撃を与えた。同時に、空冷ながらDOHCエンジンを搭載したTT250R(4GY)も登場し、これを追う形でXR250(MD30)やDR250R(SJ45A)がモデルチェンジでラインアップすることになる。平行して充実化されたのがツーリングモデルで、それまで大型ライトを装備した派生モデルはあったものの、初めてビッグタンクを装備し、他と差別化を図ったのがTT250Rレイド(4GY)になる。

スタンダードのTT250R(4GY)は標準的な9リットルタンクで、そこから7リットル増量した16リットルのビッグタンクを採用。また、φ170mmの大径・丸型ヘッドライト、左サイドカバーには3リットル容量の小物入れを装備し、タンクやライトでフロントが重くなった対応で、標準のカートリッジ式のφ43mmフロントフォークから、φ41mmの通常タイプとし、ストローク量を20mm詰めた260mmとすることで横剛性を高めた。1996年にはスクリーンの装備やスイングアームの15mm延長などといったマイナーチェンジを受けるが、その後は後継モデルの登場もなく終了となる。オフロードバイクの軽さと燃費の良さ、加えてビッグタンクによる航続距離の長さとライトの明るさは今現在でも欲しいスペックのひとつ。同じようにビッグタンクを装備したXRバハ・XR BAJA(MD30)やジェベル250XC・ジェベル250GPS(SJ45A)も含め、ロングツーリングに行かずとも、イザという時に必ず役立つモデルになるはずだ。

  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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