アクロスの概要|No:072||中古バイク情報はBBB

スズキ(SUZUKI) アクロス

historyfileNo:072

スポーツモデルにメットインという画期的な組み合わせで登場した「アクロス(GJ75A)」

今やスクーターでは当たり前の装備となった「メットイン」。小さな車体の50ccスクーターでは、シート下は小物入れ程度のスペースと燃料タンクの給油口があり、ヘルメットはヘルメットフックに掛けるのが一般的だった。1980年台後半になると、各社ともにメットインスペースを確保したモデルを投入し、普段の「足」としての便利さに加え、荷物やヘルメットも収納できる便利さも兼ね備えていくようになった。そんな中、250ccクラス、しかもロードスポーツモデルにメットインスペースを備えて登場したのがスズキ・アクロス(GJ75A)だ。

東京モーターショーでは「X913」として参考出展されたアクロス。通常ならば燃料タンクである部分を25リットルのトランクスペースとすることで、ヘルメットの収納を可能とした。このトランクはエンジンキーを抜くことなく開閉でき、例えば、高速道路の料金所で通行券を出し入れする際などに便利だ。燃料タンクはシート下に設置され、給油はテールカウルのカバーを開けて行う。後に登場するホンダ・NS-1(AC12)も同様のシステムを採用し、50ccクラスのロードスポーツモデルで人気を博したのは記憶に新しい。

フルカバードのカウルに包まれ、一見するとツアラーモデルだが、その中身はGSX-R250(GJ72A)をベースとしたもので45psを発生。SPESなどの装備で低中速の瞬発力も向上しているため、ストリートで扱いやすいものとなっている。足回りもGSX-R250から変更を受けているが、スポーツ性を損なうものではない。いわば、GSX-R250をストリート向けにし、実用性を向上させたモデルと言ってもいいだろう。その後、2代目、3代目と続くことはなかったが、スポーツモデルにメットインという組み合わせで登場したアクロスは実に画期的なバイクだったのだ。

※このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています

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