
レーサーレプリカがまだ主流の1980年代後半、快適なストリートバイクというコンセプトで登場したのがCB-1だ。「ネイキッド」という分野を切り開き、バイクのカテゴリ(分類)としてこのという言葉が使われるようになったのも、このCB-1が登場したからと言っても過言ではない。同時期には、カワサキのFX400R、スズキのコブラやウルフ250もラインナップしていたが、それらはフルカウルモデルからカウルを取り外しただけという感じは否めなかった。それに対しCB-1は、ネイキッドの中でも近未来的なイメージが特徴的だった。
スポーツバイクとしての実力もハイレベルだったCB-1は、旧型のCBR400RR(NC23)のカムギアトレーン・水冷DOHC並列4気筒エンジンをベースに、シリンダーヘッドを新設計し、ストレートインテークを実現。ステンレス製の4 into 1マフラーなどにより、ピークパワーを下げつつ、より滑らかで粘りのある、扱いやすいパワー特性に変更された。
フレームはスチール製の極太丸パイプをメインに、ダウンチューブには分割式角パイプを採用し、プロリンクサスとの組み合わせで、しなやかなフットワークを可能にした。ポジションは標準的な軽い前傾姿勢で、ワインディングからツーリングまで十分両立可能。ストレスなく走れるオールマイティーな性格を持つモデルだった。
1989年に登場したCB-1は、2年後の1991年にマイナーチェンジしCB-1タイプ2となる。基本的なスタイリングに変更はないが、シルバーからブラック基調となり、引き締まった印象となった。また、アップタイプハンドルの採用と、シート形状の変更などで、ポジションがより楽になり、見た目ではわかりにくいが、ガソリンタンクが若干大型化し13リットルに増量したことで、ツーリングでの航続距離が長くなった。エンジンは最高出力が3psダウンしたものの、バルブタイミング、キャブセッティングの変更を受け、さらに扱いやすくなった。
CB-1の後を追うかのように、スズキのバンディットやカワサキのゼファーといったネイキッドモデルが続々登場。それらの人気が高まりを黙って見ているわけにはいかないわけで、現在のネイキッド・スタンダードであるCB400SFにバトンタッチしていくことになる。
| 型式 | NC27 | エンジン | 水冷4サイクルDOHC4気筒 |
|---|---|---|---|
| 全長(mm) | 2035 | 排気量(cc) | 399 |
| 全幅(mm) | 705 | 最高出力 | 57ps/11500rpm |
| 全高(mm) | 1025 | 最高トルク | 4.0kg-m/9500rpm |
| シート高(mm) | 775 | 変速機 | 6速 |
| 乾燥重量(kg) | 168 | 始動方式 | セル |
| 燃料タンク容量(L) | 11 | ブレーキ形式(前/後) | ディスク / ディスク |
| タイヤサイズ(前/後) | 前:110/70-17 後:140/70-17 | ||
CBR400RR 1988年 カムギアトレーンのCBR400R(NC23)をベースに、ヘッドを新設計。フレーム、スイングアーム、ホイールをアルミ製に、さらにアルミサイレンサーを採用した。外観は、よりレーサーレプリカのフォルムに近づけたもので、同時期にラインナップしていたVFR400RやNSR250Rに通ずるものがある。1990年にはフルモデルチェンジしNC29型となり、ヤマハFZR400R、スズキGSX-R400R、カワサキZXR400と400ccレプリカの4強を築くことになる。 |
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CB-1 1989年 CBR400RR(NC23)のエンジンを流用し、低中速寄りにセッティング。それをパイプフレームに搭載したネイキッドモデル。1990年にはマイナーチェンジでサスセッティングの変更を受ける。CBR400RRのカウルを取り外し裸にしたものという位置付けがCB-1であり、ネイキッド(裸)という言葉が定着したのも、この頃からと言える |
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CB-1 タイプ2 1991年 セミアップハンドルを装備した「タイプ2」。出力特性とギア比を変更し、さらに扱いやすさを重視した。ハンドルの変更にともない、タンク容量を13リットルへ増量、シート形状も変更し、快適なライディングポジションを実現。エンジン、フレーム、サイドカバー、ホイールをグレーに、ライトケース、ブレーキディスクなどをブラックで仕上げ、引き締まった雰囲気になった。後のCB400SFのベースとなる。 |
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CB400スーパーフォア(CB400SF) 1992年 爆発的な人気となった空冷のゼファー400や、GSX-R400Rベースのバンディット400が追随するなか登場したCB400SF。エンジンはCB-1同様にCBR400RRをベースとしたもので、後に、バージョンR、バージョンSとバリエーションを追加。さらに、モデルチェンジを受けVTEC(Vテック)エンジンを搭載するなど、不動の人気を確立。現在のスタンダードモデルであることは周知の通り。 |
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| ※車名または写真は詳細ページにリンクしています。 ※このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています。 |
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