HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ ブロス400(NC25)の基本情報

650と400、充実装備でVツインスポーツの新たなスタイルとなった「ブロス」シリーズ

1988年、NV400SP&カスタムのエンジンをベースに、従来にはなかった新しいバイクとして登場したBROS(ブロス)。650ccのPRODUCT 1(プロダクト・1)と400ccのPRODUCT 2(プロダクト・2)がラインアップし、Vツインスポーツの新たなスタイルとなったモデルである。

プロダクト・1、プロダクト・2共通の装備として、異径断面のアルミ製ツインチューブフレーム、プロアーム、41mmフロントフォーク、320mmフローティングディスクブレーキ、ワイドサイズタイヤ、ショットガンマフラーなどを採用。1990年のマイナーチェンジでは、3次元マップコントロールのPGMイグニッションを採用し、全回転域に渡って出力特性、レスポンスを改善。足回りは、ホイールデザイン&カラーを変更し、前後で3kgの軽量化。サスセッティングが変更された。その他、フロントフェンダー、ラジエターカバーのデザイン変更、新型ウィンカーの採用など、内容の充実化が図られた。

マイナーチェンジ後は、残念ながらシリーズとして発売されることはなかったが、STEED(スティード)、TRANSALP(トランザルプ)、VRX Roadster(VRX ロードスター)、そして現在、Shadow(シャドウ)へと同系統のエンジンは受け継がれている。

新設計のVツインとプロアームを採用し、従来のカテゴリーとは一線を画した「ブロス」

1983年に登場したNV400SP&カスタムと基本的に同じ構成としながら、ボア&ストローク(71mm×50.4mm→64mm×62mm)の変更などで、出力特性を大幅に変更した、ツインプラグ・52度VツインSOHC3バルブ仕様がブロスのエンジン。パワーを抑え、下から湧き上がってくるようなVツイン特有のトルク感を効果的に作り出している。

この特性を最大限に活用するため、ブロスには、異径断面のアルミ製ツインチューブフレーム、VFR750R(RC30)ゆずりのセンターロック方式のプロアーム、41mmのフロントフォーク、320mmのフローティングディスクブレーキ、特徴的なトルネードホイール、ワイドサイズタイヤなどが採用され、レプリカモデル同様の装備を誇った。その他、アルミステップ&ブラケット、ジュラルミンのセパハン、アジャスト式フロントブレーキレバー、など、細かい装備も充実している。

  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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