Tボーンフレームにカブ系のエンジンを搭載したゼロハンスポーツSS50(1970年)の後継モデルとして、1971年に登場したのが「ベンリイ
CB50(Benly CB50)」。SS50のロングストローク(39×41.4mm)水平SOHCエンジンに対し、超ショートストローク(42×35.6mm)、直立に近い前傾12度、空冷4ストSOHC2バルブシングルの新設計エンジンは、6ps/10500rpm(リッター換算120ps)、0.41kg・m/8500rpmと当時としては素晴らしいスペックを備え、世界最小のSOHCエンジンとも謳(うた)われた。
この「縦型エンジン」が搭載されるのは、新設計のダイヤモンドフレーム。50ccクラス初の分離型タコメーターを装備し、前後フェンダーはメッキタイプ。スプリングを剥き出しにしたリアショックは、プログレッシブ効果を狙うため、巻きピッチを2段にしたスプリングを採用。その他、各所において新機構が採用され、ライバルの2サイクル勢にも引けを取らない高性能を誇っていた。
超人気車となったCB50は、その後CB50JX、CB50Sへと進化。さらに、このエンジンは様々なバリエーションモデルに採用されることとなる。ノーティダックス(1973年)、XE50/XE75(1976年)、TL50(1976年)、R&P(1977年)、XL50S/XL80S(1978年)・・・・・そして21世紀の人気車エイプ50(2001年)と、実に30年もの間受け継がれている、伝統あるエンジンなのだ。
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