GPZ900Rのアメリカンモデルと言っていいのだろうか、それがエリミネーター900(ZL900)だ。ただ速く、真っ直ぐに走ることだけを考えたロングホイールベース、105PSを発生するエンジンパワーを確実に路面に伝えるために装備された極太のリアタイヤ。エリミネーター900は、イメージだけでなく、走りもまた豪快なドラッグマシンを彷彿させる。その反面、低く構えた特徴的なフォルムは、エリミネーター900を意外にコンパクトに見せてくれ、すんなりとライディングできる印象さえ与える。
エンジンは、先に発売されたGPZ900Rの水冷直列4気筒エンジンをベースに、排気系に手を入れることにより、ピークパワーをGPZ900Rより10馬力低い105PS/9500rpmとし、中低速トルクを重視した、いかにもドラッグレーサー的な性格を与えられた。同時にミッションもローギアード化され、最高速の伸びよりも加速重視とされている。
1985年に初期型のZL900A1が登場。翌1986年、マイナーチェンジを受け、ZL900A2が発売された。1987年には、GPZ1000RXのパワーユニットを搭載するZL1000が登場。スタイルはまさにエリミネーターそのもので、最強版と言っても過言ではないが、「エリミネーター」の名を冠することはなかった。
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