HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ YZF750SPの歴史

FZR750(2LM)/1987年

FZR1000と同時開発され、基本コンポーネントを共有。ヤマハ・ジェネシス思想の頂点を歩んだモデル。吸気温度を下げて密度の濃い空気をキャブレターに供給するFAI(フレッシュ・エア・インテーク)をはじめ、ヤマハが培ってきたレーシングテクノロジーを随所に活かし、レースベースマシンとしてもトップレベルの実力を誇る。精悍なレイアウトを見せる水冷DOHC5バルブエンジンはFZ750をベースとしたもので、前傾角45度と重心位置を低くし、大型エアクリーナー、ダウンドラフトキャブと吸排気系の流れをより直線的にすることでハイパワーを得ることに成功。低速域からでも豪快に吹け上がり、太いトルクにより強烈な加速をみせる。

FZR750R OW-01(3FV) /1989年

スーパーバイクをはじめとする各種レースのベースマシンとして、ワークスレーサーYZFで培ったノウハウをフィードバック。水冷5バルブ並列4気筒エンジンは、チタンコンロッドや2本ピストンリング、大径バルブを採用。FAI(フレッシュ・エア・インテーク)、排気デバイスのEXUP、大型ラジエターと水冷式オイルクーラーで高出力化に対応した。前傾角40度でエンジンをリジットマウントするフレームは、YZFと同じディメンションとしたアルミデルタボックス。足回りはφ43mmのフロントフォーク、デルタボックスリアアーム、オーリンズ製リアサス、ミシュラン製ラジアルをはく17インチホイール。カウルはハンドメイドのFRP。限定500台。

YZF750SP(4HS) /1993年

OW-01ことFZR750R(3FV)の後継機種。アルミデルタボックスフレームは全面新設計となり、スイングアームは補強付きのトラスタイプ、φ41mm倒立フロントフォークを採用。前傾角35度のエンジンはOW-01の水冷4スト直列4気筒DOHC5バルブがベースで、ボア×ストロークが72×46mm、圧縮比11.5とし、最高出力77ps/9500rpm、最大トルク6.0kg-m/9000rpmを実現。可変排気バルブEXUPも装備される。フロントブレーキはフローティングディスクに6ポットキャリパーを採用。カウルなど空力関連パーツもレーサーYZFの形状をベースに新設計され、まさに次世代のOWといえるモデル。
  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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