HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ CB1000 SUPER FOUR(1992年11月発売モデル)の基本情報

「プロジェクトBIG-1」をコンセプトにしたフラッグシップが「CB1000 SUPER FOUR」シリーズ

「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか」を徹底追求した「プロジェクトBIG-1」。コンセプトは「水冷4サイクルDOHC直列4気筒エンジンを搭載」、「体躯はあくまでもセクシー&ワイルド」、「走る者の心を魅了する感動性能を有する」というもの。これを具現化し1992年に登場したフラッグシップモデルがCB1000 SUPER FOUR(CB1000SF)だ。

2年後の1994年には早くもマイナーチェンジ。と同時に、ボディーカラーを含めてあらゆるパーツがブラックアウト化され、ビキニカウルを装備したCB1000SF・T2が追加された。このビキニカウルはスタイリング上のポイントとなるだけでなく、寒い時期や雨天時、高速走行における効果も絶大。ツアラーとしての魅力も感じさせるものとなった。

スタンダードとT2に共通して言えるのが、ホンダのフラッグシップに相応しい堂々たる車格、走りのキレを備え、基本に忠実なライディングを楽しめるということ。そんなCB1000SFも1998年にフルモデルチェンジし、CB1300SFへと進化したが、「力強いエンジン性能と軽快な操縦性を高次元で調和させ、『走りの感動』を具現化する」という「プロジェクトBIG-1」コンセプトは脈々と受け継がれている。

新時代のネイキッド・ロードスポーツのあり方を追求した

サイドカバーに刻まれた「PROJECT BIG 1(プロジェクト・ビッグワン)」の文字。このコンセプトを具現化し登場したのが、ネイキッド・フラッグシップモデルのCB1000 SUPER FOUR(CB1000SF)。1992年の発売当時では、リッタークラスのネイキッドマシンと言えばカワサキZEPHYR1100(ゼファー1100)のみ。比較すると、CB1000SFはかなりスポーツ性が重視され、ホンダのコンセプトがよく表れている。

エンジンはCBR1000Fをベースにしたボア×ストローク=77×53.6mmの水冷4スト998cc4バルブ、点火系はパルサーとセンサーで回転数とスロットル開度を検知・演算するPGI-IG(電子制御点火装置)。排気系は4-2-1エキパイにアルミインパクト成型のサインレンサー、吸気系は34mmVP45Aキャブ(スラント型ケイヒンCV)で、98PS/850rpm、8.6kg-m/6000rpmを発揮している。

鋼管製ダブルクレードルフレームに、カートリッジタイプの43mm正立フォーク、リザーバータンク付きリアショックを採用し、ハードな走行時にも安定した減衰力性能を発揮。長めのホイールベース (1540mm)や極太アルミスイングアームなどと相まって、ビッグバイクにふさわしい乗 り心地と、手応えのあるダイナミックな走行性能を両立させている。

1994年には、PGM-IGの特性変更、リアショックが減衰圧調整付きとなるなどマイナーチェンジ。さらに、外装をはじめとした様々なパーツをブラックアウト化し、ビキニカウルを装備したCB1000SF・T2が追加ラインナップ。フィンのない水冷エンジンを強調したスタイリングは、ベーシックなフォルムにもかかわらず、強烈に個性と存在感をアピール。現代技術で仕上げられたCB1000SFは、バイク本来の魅力とビッグバイクの醍醐味が誰にでも楽しめるだけでなく、操る感動さえも与えてくれるマシンと言える。

  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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