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    2020.07.20 / Vol.83

    - page2 - スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その7:沖縄の旅(沖縄県)

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13.名護市役所

名護市役所

名護市内に入ると不思議な建物が見えてくる。草花が生い茂り古代遺跡のように見える、これが名護市役所。公共施設とは思えない世界観に圧倒される。内部は複雑な作りでまるで迷路のよう。外のロングスロープから屋上に行けるようなので登ってみる。あちこちに外階段があり、まるで巨大ジャングルジムだ。屋上からの眺めも素晴らしかった。

14.国道58号

国道58号

沖縄本島を南北に貫いているのがメインルートの国道58号。南部は住宅地に囲まれていたり、米軍基地があったり、人工的なものが多いが北部へ行くほど自然が豊かになる。特に「やんばる」と呼ばれる北部はパラダイスだ。ビーチはきれいだし、自然の奥深くに入ればマングローブの森がある。自然の中にいるだけで、身も心もリフレッシュ。

15.辺戸岬

辺戸岬

那覇から約120㎞、辺戸岬まであと少し。駐車場にバイクを停めて歩くと、断崖絶壁の向こうに海原が広がる。そう、ここが本島の最北端、辺戸岬。48年前までこの地と与論島の間には国境があったのか…と思うと感慨もひとしお。岬には沖縄が返還された1972年に建てられた「日本祖国復帰闘争碑」が静かに立っていた。

16.A&W

A&W

せっかく沖縄まで来たんだから、離島へ足を延ばそう!と行くことで宮古島へ向かう。宮古島と言えば美しいビーチがあることで有名、まずは東洋一の美しいとといわれる「与那覇前浜」へ。エメラルドグリーンに輝く海、透明度バツグン。美しい、美しすぎる、こんな景色が日本にあることに驚く。日本人に生まれてよかった~!(笑)

17.宮古島

宮古島ポリス看板

宮古島をカブで探検。島の楽しみは美しいビーチだけではない、町もなかなか面白い。商店街など古い建物が多く、走っているとまるで3~40年前の日本にタイムスリップしたような気分になる。路地には手描きのポリス像が立っていたりして、なんだか見ているだけでほのぼのとした気持ちになる。

18.東平安名崎

宮古、東平安名崎

ハンドルを東へ向けて走り続けると道の両側が断崖絶壁に変わる。さらに進んで行くと岬になっていて、先端に灯台が立っている。東平安名崎だ。駐車場から歩いて灯台へ向かう。かなり距離があるためか人力車に乗っている人もいる、気持ちよさそうだ。灯台を登ると視界がドーンと開ける。青い海と空と緑の大地…息をのむような絶景を楽しんだ。

19.池間島

宮古、池間大橋

北へ、北へ向かっていると海にかかる長い長い橋が見えてくる。その橋の向こう側に見えるのは池間島だ。池間大橋に乗ると両側はどこまでも続く海、見上げれば広い空。橋を走っているはずなのに、まるでバイクで空を飛んでいるような爽快な気分になった。

20.キャンプ場の朝

宮古、アフリカマイマイ

旅に出れば予想外の出会いもある。キャンプ場の朝、洗面所へ行くと洗面台の縁を巨大な物体がゆっくり動いていた。「何だろう?」と思い目を凝らすと、どでかいカタツムリ! 全長10cm以上。うそだろ。名前は「アフリカンマイマイ」人間に寄生する危険な寄生虫を持っているというので、触らずに写真だけ撮影。それにしても大きなカタツムリだった。

21.石垣島

石垣、730記念碑

次は石垣島。伝説のプロボクサー具志堅用高、人気バンドBEGINの出身地としても知られている。最初に訪れるのは港の近くにある「730記念碑」。アメリカから返還後もしばらく続いていた右側通行が、1978年7月30日を境に左側通行へ戻されたことを記念して作られた碑。何気なく通り過ぎてしまいそうな記念碑だが、その歴史は忘れないようにしたい。

22.米原キャンプ場

石垣、米原キャンプ場

僕にとって石垣島で最も思い出深い場所といえば「米原キャンプ場」。30年以上も前から日本一周ライダーの聖地として知られていた場所で、はじめて来たときは感動した。サイトから歩いて行ける海には熱帯魚が泳ぎ、夜になると無数の星が空を覆い尽くす。これぞ楽園。ここで過ごした時間は一生の思い出。

23.川平湾

石垣、川平湾

石垣島を象徴する風景と言ったら「川平湾」だろう。点在する緑の島々、エメラルドグリーンの海、海面に浮かぶグラスボート…。実際にこの場所に立ってみると「この景色は現実なのか?」と思うほど美しい。さらに近くにある「川平公園茶屋」の八重山そばが絶品なのでぜひ食べて欲しい。

24.竹富島

竹富島

石垣島から高速船で10分で竹富島に到着。これまで八重山列島をいくつか訪ねてきたが、最も昔の離島らしい景色が残っているのが竹富島。コンドイビーチも美しいが、何気ない集落を歩くだけでも楽しめる。サンゴの石垣に囲まれた赤瓦屋根の民家、軒先を彩るカラフルな花々、白砂の小道…特別なものはないけど、なぜか心が満たされる。ここに来なければ感じることができない幸せがある。それが沖縄が持っている一番の魅力なのかもしれない。

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