- page2 - スーパーカブ号＆かん吉のバーチャル日本一周の旅　その９：四国、瀬戸内海の旅（徳島県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県）

１３．瀬戸内しまなみ海道

再び愛媛県。今治から瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」へ。このルートのいいところは各橋に原付専用のレーンがあること、車を気にすることなく走れる上に、橋から眺める景色も最高。また海賊ゆかりの島があったり、樹齢約2600年の神木のある島があったり、島々の個性も豊か。バイクで島めぐりを満喫した。

１４．大久野島

しまなみ海道から少し離れた海に浮かぶ「大久野島」。フェリーで上陸するとウサギがピョンピョン集まってくる。野生のうさぎが約900羽も棲息する「うさぎの島」として有名。毒ガス製造工場があった島で建物がいまも廃墟として残っている。可愛いうさぎたちと追いかけっこできる島はここくらい。最高の思い出ができた。

１５．倉敷

古い美しい町並みが見られる倉敷。江戸時代に徳川幕府の直轄地「天領」として栄えた水運の町で、江戸・明治期の町並みをそのまま残す美観地区に入ると、タイムスリップしたような気分になる。白壁、なまこ壁、しだれ柳に掘割りなど、どこを切り取っても絵ハガキのような美しさ。スマホで写真を撮りまくり、SNSにアップした。

１６．下津井ダコ

倉敷市をひたすら南下すると瀬戸内海に出る。巨大な瀬戸大橋の袂に広がる港町下津井。この港で水揚げされるタコは「下津井ダコ」と呼ばれ、全国的に名が知られている。町を歩いていみるとあちこちに、まるで洗濯物のようにタコが干されている。その姿は一種独特。ちなみに秋から冬のタコが最もうまみが凝縮されておいしいらしい。

１７．カキオコ

お好み焼きと言えば広島だが、岡山の「カキオコ」もかなりいける。プリプリ肉厚、ジューシーな牡蠣を、お好み焼きにたっぷりとトッピングした「カキオコ」。もとは漁師町・日生の漁師が食べていた料理なのだが、今では岡山の人気B級グルメになっている。とにかく牡蠣が濃厚で激的においしい。カキオコを考えた人は天才だ。幸せ気分でバイクに跨った。

１８．岡山ブルーライン

岡山のツーリングルートと聞いて思い浮かぶのが岡山市東区と備前市を結ぶ「岡山ブルーライン」。昔は有料道路だったが、今は無料で走れる。途中に道の駅が２か所あり、道の駅一本松展望園からは瀬戸内海の絶景が眺められる。ルート随一の観光名所は東寄りにある「片上大橋」で、入江に浮かぶ養殖いかだの景色がとても幻想的で美しかった。(笑)

１９．ホルモンうどん

岡山県北部の津山へ来たら食べたいと思っていたのが「津山ホルモンうどん」。津山には50軒以上の店がホルモンうどんを提供している。津山に鮮度の高いホルモンが手に入ることから、そのホルモンを使った料理が発展らしい。濃厚な食感のホルモンとうどんの相性がバツグン。店によって調理法や味付けが違うので、ぜひ食べ比べてみよう。

２０．室津漁港

再び瀬戸内海。国道250号を東へ向かって走っていると、入り江にたくさんの漁船が停泊する漁港が見えてくる。たつの市の室津漁港だ。僕はこの港が持っている雰囲気がとても好きで、近くを通った時は必ず立ち寄るようにしている。瀬戸内海の重要な港として栄えた古い港で、狭い路地を走っていると別の時代に迷い込んだような気分になった。

２１．姫路城

日本100名城に選定されている兵庫県姫路市「姫路城」。歴史的な貴重性、建築物としての美しさは群を抜いている。大天守の一部は展望台のようになっていて姫路を一望することができる。昔の人はどんな気持ちでこの景色を眺めていたかな？遠い昔に思いを馳せる。百間廊下、伝説が残る「姥が石」と「お菊井戸」などを見学、一日観光を楽しんだ。

２２．日本のへそ

観光スポットではないが、日本のへそと呼ばれる場所がある。それは兵庫県西脇市で東経135度・北緯35度の交差点があることから、そう呼ばれている。周辺には「日本へそ公園」、大正・平成それぞれの時代に発見された2つのへそ地点があるので、へそめぐりを楽しむ。ついでに西脇市観光協会が発行する「日本のへそ到達証明書」ももらっておく。

２３．明石焼き

兵庫県明石市へ来たら食べたいのが「明石焼き」。特にオススメなのが大正13年に創業、いまでも人気の「本家きむらや」の明石焼き。地元では玉子焼きとも呼ばれていて、卵をたっぷり使った生地はフワフワとろとろのやさしい味。板に載って出てくるのが特徴で、ダシに浸して食べると、絶品。おいしすぎて病みつきになりそうだ(笑)(笑)。

２４．そばめし

今回はグルメ三昧。シメで食べるのは神戸発祥のB級グルメ「そばめし」だ。肉野菜と茹でた中華麺とごはんを細く刻んでソースと混ぜ合わせたもので、その上に青のり粉や魚粉をかけて食べる。焼きそばと焼きめしのコラボ、まずいはずがない。元祖といわれる店お好み焼き青葉で食べた「すじそばめし焼き」は忘れられない思い出の味となった。