BBB MAGAZINE

  • ジャイロで遊ぼう

    2017.06.20 / Vol.08

    林道を走ろう! 舗装林道編 その1

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〜林道を走ろう! 舗装林道編 その1〜

モトクロスコースでのスクータークロスやオンロードサーキットでのスポーツ走行など、いろいろな路面や環境の中で走って楽しんできたジャイロアップ。今回は、ロングツーリングに備えて(?)ジャイロのツーリングでの快適性を探るべくショートツーリングに行きました! 前回のキャンプツーリングでは国道や県道といった環境の整った一般道を走りましたが、今回はあえて条件の悪そうな林道にチャレンジ! でも、いきなりのラフロードツーリングはキツそうなので(笑)、林道の雰囲気を充分に味わえる舗装林道にチャレンジしました!

舗装林道を繋げて走るために地図とニラメッコ!

BBBサイトの拠点である千葉県柏市から手軽に行ける林道と言えば、やはり千葉県内の舗装林道です。"千葉県に山は無い"と言われることがあるのですが、山はあります(笑)。ただ、1000メートル級以上の山は確かありませんので、そう言われているようです。
千葉県には低くても山があるということは、林道もあると言う事です。千葉県の林道は、一部のマニアに愛されているゲロ系アタックな林道や山の頂を走る尾根道などが、実は意外と多くあったりするのです。
手軽に走れる林道は、いわゆる生活林道として地域に住む皆さんの生活道路として活用されています。このため、手軽に走れる林道の多くは舗装化されているのです。それらの林道の多くは、道幅がシングルトラックより若干広く自動車同士のすれ違いが難しい道です。しかし、交通量が少なくオートバイならストレスなく走れる道なのです。そこで今回は、千葉県内の舗装されている林道を繋げて、ツーリングしてみたいと思います。
地図を広げて林道の位置を確認してみると、当然ながら千葉県の中心部から南の方向にたくさん林道が走っていることが確認できます。ちょっと旧いツーリングマップルを参考にしながら(笑)、舗装林道か未舗装林道かを確認していきます。1〜2時間、いろいろな林道を調べているうちに、おのずとルートが確定してきました!

スタートは袖ケ浦フォレストレースウェイ入り口から!

袖ケ浦フォレストレースウェイ入り口
林道丹原線
初の林道走行にジャイロアップもライダーも少し緊張ぎみ?!

スタート地点に設定したのは、袖ケ浦フォレストレースウェイの入り口付近にある林道丹原線。袖ケ浦フォレストレースウェイ沿いの国道409号線を上総牛久方面に少し走ったところにある登り坂の途中、丹原線入口があり右折で進入して舗装林道の旅の始まりです。

比較的広くて快適
道の端は、枯れ葉などが積もっていて思わぬ危険が

入口付近からの道幅は普通自動車がギリギリすれ違えるほどで、林道の中では比較的広くて快適です。しかし、道の両側からはたくさんの雑草などが道に飛び出していて実際に使用できる道幅はそれほど広くありません。でもオートバイなら余裕で走れます! 対向車がいつ来るのかビクビクしながらブラインドコーナーを走っていると、徐々に楽しくなってきます! ワインディングロードのミニ版的なくねくね道は、やはり楽しいのです。路面はたまに荒れている箇所もありますが、三輪のジャイロなら何の問題もなく走破できます。ただ、三輪ならではの気をつけなければならない点があります。それは、あまり道路の端に寄り過ぎないことです。これは後輪が路肩に落ちないようにするためです。後輪が路肩からはみ出してしまったら、後輪から路肩の下に転落する恐れがあるからなのです。対向車が来て、二輪の感覚で端に寄ると思わぬアクシデントが起こるかもしれませんので、充分に注意したいところです。

丹原線の終点
終点の看板
民家や畑
ちょっと開けた田園風景の中に出てきたと思ったら終点! 少し休憩したら次の林道入口を探そう。探すのも林道走行の楽しみのひとつだろう!

結局、この林道走行中には対向車は来ることなく、視界が開けてきた瞬間に民家や畑が見えてきてからすぐに丹原線の終点の看板が現れました! 1本目を無事走破しました。緊張の1本目でしたが、意外と早めに楽しむことが出来たので次の林道が楽しみです。舗装林道といっても、本当に山の中を細かく曲がったりアップダウンがあったりして、本当に山の中の道"林道"なんだと1本目を走りきって今さらながら改めて感じた次第です(笑)。

いきなりミスコース! 反対方向へ行ってしまった...

音信山線の入口は広いT字路
2本目の林道
2本目の林道は音信山線、入口は広いT字路になっている。

最初の林道を走りきって、やや緊張がほぐれたところで次の林道に向かいます。丹原線の終点地で、じっくり地図とニラメッコをして、充分に方角を確認してから出発! したつもりだったのですが、いつになっても次の林道入口が現れません...。ここまで来て入口が無い事はありえない、というような場所まで行ってから再度地図を確認してみます。どうやら、入口を通り過ぎてしまったようです。来た道をUターンして、徐行しながら林道入口を探しますが見つかりません...。ついに、丹原線の終点に戻って来てしまいました。。。ここで今一度冷静に地図をチェックしてみると、なっなんと全く逆方向に進んでしまっていたことが発覚! 今度は先ほどと逆方向に進んでみると2分もしないうちに次の音信山線入口を見つけました!(時間的にもロスしましたが、オモシロカッタですよ、こういうアクシデントは!)
音信山線の入口は広いT字路になっている。丹原線の終点を間違えずに左折すればすぐに見つかるので、間違えることは無さそう。右折して音信山線に入る。ようやく2本目の林道走行開始です。

細い竹が群生
道は比較的、走りやすい

道の両側には細い竹が群生していて、暫く進んでいくと道の上にまで覆いかぶさり、一部はトンネルのようになっている箇所もあります。

まっすぐ進むと山口線
まっすぐ進むと山口線
分岐を右折が正解!
分岐を右折が正解!
道と並行に設置されていた看板
道と並行に設置されていた看板

順調にジャイロアップを走らせていると、途中で分岐が出てきました。看板が走行する道と並行に設置されているため見逃しそうになりました。その標識を見ると、そのまままっすぐ進むと山口線との表示があります。今回は音信山線を走破するため分岐を右折します。途中、またしても薄暗い箇所や路面の荒れた箇所もところどころあったのですが、全体的に走り易い林道です。

またしても終点!
急に開けた場所に出たと思ったら、またしても終点! 難なく2本目の林道も走りきりました。この音信山線の終点地点には、最終処分場という工場施設(?)がありますので分かり易いと思います。
音信山線の終点地点
音信山線の終点地点。最終処分場なる工場施設(?)があるためトラックの往来もあるようなので注意が必要。

万田野線の起点標識が見つからない???

標識(?)
万田野自治会館入口
指を指しているのは管理標識で起点の標識ではない
残念な事に、万田野線の起点標識を見逃していた。指を指しているのは管理標識で起点の標識ではないのだ。この近くのどこかにあるハズ。。。

音信山線の終点地点から少し走ると突き当たる県道160号線を右方向に進みます。ゆっくりトコトコ進んで行くと左側に立派な木を使った看板に万田野自治会館入口と書かれた標識(?)があります。そこが次の林道万田野線の入口になります。

市民の森案内図
市民の森案内図を発見! ということは、この一帯は市民の森ということ??? 万田野線起点の看板は見つけられなかった

入口から入りゆっくりと注意して探しながらきたのですが、万田野線起点の看板を見過ごしてしまったようです。残念! ここの林道もやはり、ブラインドコーナーの連続。いつ自動車やオートバイの対向車が来るのか緊張しながら走っていると、崖側に白いガードレール途切れて少し明るくなった場所に出ました。すると、市民の森案内図が! 林道をグルグル走っていたからなのか、方向感覚が狂ってしまって出てきた看板を見てクエスチョンマークが頭の中をグールグル! 暫くして、ようやく自分がどこにいるのか見当が付き(笑)、市民の森の場所を思い出しました。ずいぶんな距離を走ってきたと思っていたのですが、走行時間のわりに距離としてはたいした事はないことも判りました(笑)。

万田野線の終点
万田野線の終点地点
万田野線の終点地点。突き当たりの県道を左方向に進むと大福山線方向だ。

ここで気持ちをリセットするために、しばし休憩をとることにしました。ゆっくり走っていながらも、やはり慣れない林道(舗装林道ですけど...)では知らず知らずのうちに緊張しているようで、身体中が凝っているようです。軽く身体を動かして血液の循環を良くしてから、再びスタートしました。
少し軽くなった身体で、リズムを作って走れるようになると楽しさ倍増です! 対向車に気をつけながら、楽しく走っているとまたしても県道に突き当たり、ここが万田野線の終点。今回もトラブル無く林道を走破しました! 舗装林道を走る楽しさがどんどん増していきます。舗装林道なら、オフロードマシンでなくてもオンロードマシンで走ることもできるでしょうから、次はオンロードマシンで走りにこようかな、なんてことも考えられるくらい余裕が出てきました。次回に続く・・・

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