BBB MAGAZINE

  • 日本一周ライダーズファイル

    2021.04.08 / Vol34

    高柳宏輔さん (東京都在住)

CREDIT

旅の目的・テーマ

日本中の素晴らしい景色を見て回る。人との交流を大切する

ストーリー

中学生の頃、夢の中でバイクに乗り、すごく楽しく感じたので絶対に将来乗ろうと思っていた。その後もずっと気になる存在だった。大学1年生の時にバイクの免許を取得、ホンダのCB400SFに乗り始めた。基本は通学用だったが、時々ツーリングにも出かけた。大学卒業後に就職、理想と仕事内容のギャップ大きかったが、最低3年間はと思い頑張って働いたが、その後退職。時間ができたことから、何か大きなことをしたいと思い、世界一周と日本一周を考えた。迷った末、まずは自分の生まれた国の素晴らしい景色・人を目で、耳で、全身で感じたい!と考え日本一周を決断。また、いつか子供が出来てお父さんになったとき、子供に自慢できるようなカッコいい経験をしてきたいとの思いもあった。バイクは3年前にCB400SFを手放していので、旅用にスズキのGSR250を購入。2018年7月、旅立った!

旅データ

■時期と日数
2018年7月〜11月

■ルート
関東⇒東北⇒北海道一周⇒東北⇒中部⇒四国⇒九州⇒沖縄⇒中国⇒近畿⇒関東

■訪問した都道府県
全47都道府県制覇

■走行距離
15,378km

使用バイク車種

SUZUKIGSR250

GOOD POINT
・安定した走り。長距離を走っても疲れにくい。
  ・見た目がでぶっちょで可愛い
・リーズナブル!

BAD POINT
・250ccにしては重量があるため、転ぶと起こすのが大変

「聞いてみた、10の質問」

1.旅用にカスタムしましたか?

ホムセン箱を加工して付けた。最初はシートバッグを考えていましたが、日本一周ブログを色々参考にさせていただき、施錠ができて完全防水なホムセン箱に決めた


2.荷物はどんな風に積載したか?

amazonで購入。メーカー等は気にせず、とにかく安い物で揃えました。

  1. サイドバッグ
  2. ホムセン箱⇒テント・キャンプマットも固定
  3. ドライバッグ大小1個ずつ⇒ホムセン箱の上にネットで固定


3.持参したアイテムで良かったものは?

良かった物

「日本地図」
自分が通った軌跡を記しながら旅をしました。初めて会った人に日本地図を見せながらどんな旅をしているか話すと興味を持ってくれました。ゲストハウスで知り合った外国人には「ユーアークレイジー!!」と褒め言葉を頂きました(笑)

「百均の圧縮袋」
洋服やタオル等かさばるものをとにかく圧縮していました

「レインウェア(Yamashiro Motor Samurai)」
最初は数千円の物で良いかと考えていましたが、1年の1/3は雨だと考え、快適な旅をしたかったのでレインウェアはお金をかけました。軽くて動きやすく、蒸れにくい。また一度も浸水はありませんでした

悪かったもの

「安物のテント」
雨が浸水してきたり、網目から虫が侵入してきたりと苦労しました(笑)


4.おいしかったグルメは?

"きびなごの刺身" 高知県
高知県のゲストハウスで、ゲストの方が色々な魚を持ってきてくださり、初めてきびなごを捌きました!皆で楽しく作った料理はどれも美味しかったですが、特にきびなごは美味しかった

"肉肉うどん" 福岡県
以前、福岡県で働いていたときに週3で食べていたうどん。甘辛のスープに生姜がガツンとしたアクセントになり、クセになる。食べる手と汗が止まらない(笑)。福岡行ったときは是非食べてみてください!

"さわやかのハンバーグ" 静岡県
ずっと気になっていましたが、いざ食べてみて、半生のハンバーグの美味しさにビックリしました!日本一周が終わった後も何度も食べに行っています


5.良かったスポットは

"東尋坊" 福井県
先端で夕陽が落ちるのをぼーっと眺めていました。綺麗すぎでした


6.印象的な宿&キャンプ場

"かふぅ村ゲストハウス" 沖縄県瀬底島
4年程前に訪れ、一人旅にハマったきっかけとなったゲストハウス。宿の外階段を上ると、屋上に出ることができ、星を眺めるも良し、寝転がってぼーっと空を眺めるも良し!お気に入りの場所です。また、最初に訪れたときに出会い、友達となった子と再会。一緒に海を眺めゆっくり過ごした

"みさき台公園キャンプ場" 北海道初山別
ゲストハウスで出会った子に連れていってもらった。広大な海に落ちていく夕陽を独り占めできる。あまりの綺麗さに言葉が出なかった。


7.一番好きな都道府県は?

"鹿児島県"
種子島は新海誠監督作品の「秒速5センチメートル」の舞台になった場所で、中学生の頃からずっと行きたいと思っていた。 星空が綺麗。出会う人はいい人たちばかり。澄んでいて綺麗な海。観光化されておらず、島暮らしの生活が残っている。スーパーやコンビニが適度にあり、何も不自由しなかった。 多くの現地の方と交流させていただき、島を案内して頂いたり、宿泊させて頂いたり。また、出発の際にはお弁当を持たせてくれ、「いつでもまた来てね!うちの子になってほしいわ~!(笑)」と嬉しいお言葉を頂きました。残念ながら機材トラブルでロケット打ち上げは見られませんでしたが、それでも一番好きな場所です


8.一番大変だったトラブルは?

狐に襲われたことですかね(笑)。栃木の山奥でお弁当を広げて食べていたら、遠くからテクテクと狐が寄って来ました。最初は「可愛いな~」と写真を撮ったりしていましたが、手が届く距離まで近付いて来たときには激しく威嚇をしてきて、噛みついてきました。しつこく威嚇と噛みつきを繰り返し、3分ほど戦っていましたが、ようやく諦め山へ帰っていきました。幸い体には噛みつかれなかったので良かったですが、周りには人は居らず、助けも呼べない状況でとても怖かった。しばらくは心臓のバクバクと震えが収まらなかったです。野生の動物の恐ろしさを体感しました


9.一番嬉しかった出来事

お家に宿泊させて頂いたことです。見ず知らずの僕を快く受け入れてくださり、宿泊だけでなく、お風呂を準備してくださったり、ご飯をごちそうになったり、人の温かさが胸に染みました。その方は50年ほど前に日本一周された方で、携帯もない時代、様々な苦労をして日本一周した話や日本一周した後の人生について聞かせてくれました。 この先どう生きていこうか迷っていたので、その方みたいな人生を送りたい!と人生の目標が出来ました。


10.日本一周を振り返って、最後にひとこと

日本一周して良かった!人生ってこんな楽しいのか。素敵な旅になったのも出会った人々のお陰です。ありがとうございました。

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