BBB MAGAZINE

  • 大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!

    2017.11.02 / Vol.41

    - page2 - イベント紹介 #1/第18回ベスパブランチ

CREDIT

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    隅本辰哉

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    隅本辰哉

    • バイク

    Vespa

会場には歴代ベスパがめじろ押し!

ベスパが大好き
やっぱりみんなベスパが大好き!車両を前にお喋りに夢中ですから!!

今度は会場のようすも見てみましょう。BBQタイムの後にそのままテーブルでお喋りを続ける参加者達もいますが、多くは席を離れて新旧様々なベスパを直に見てみようというワケです。それも当然。日ごろなかなか目にすることの出来ないヴィンテージベスパや、センス良くカスタムやドレスアップが施されたベスパなどが大集結していますからね。
好きな人、興味のある人、手を入れるアイディアを探している人、レストアを計画している人、そして古いモデルの購入を計画している人......などなど、ベスパについて考える事がある人達にとって、年に一度のベスパブランチは大きな意味があるんです。だからこそベスパクラブならではの開催意義は、しっかりと参加者達にも伝わっていると感じられるワケです。集まって何をするでもなく、ユルく流れる時間とお喋りを楽しむだけ。そんな欧米スタイルのイベントを開催出来るのも、参加して楽しむ事が出来るのも、やっぱりベスパだからこそなのかも知れません。
それでは会場のようすをご覧ください!

◎まずは会場の雰囲気から

会場の全景
展示される参加者達のベスパ
AT(オートマチック)全盛時代の展示列
ハンドチェンジ中心の展示列

左写真)まずは会場の全景から。牛久シャトーのバーベキューガーデンがベスパブランチ会場となっていて、中央の芝生広場にベスパが集結します●左中写真)会場で展示される参加者達のベスパですが、最前列には開催年毎に決められたテーマ車両が並びます。今年のテーマは"50cc"でした。なので新旧さまざまな50ccが居並ぶ光景にワクワクしちゃいました●右中写真)こちらはAT(オートマチック)全盛時代の展示列です。2000年を前に登場し始めたATモデルばかりが並び、カスタムやドレスアップに注目する人達がウロウロしていました●右写真)こちらはハンドチェンジ中心の展示列ですが、やはり「ベスパはコレ!」という捉え方の人も多いようでじっくり観察する人達が途切れずといった状態でした

◎目に止まった車両をチェック

スポルトというモデルのレプリカ
現地の標識
初期のフェンダーライト
エンジンカットモデル
ランブレッタ

左写真)かつてプロダクションレーサー的に存在したスポルトというモデルのレプリカで、人気の高いヴィンテージモデルのフェンダーライトがベース●左中写真)初期のフェンダーライトの中でシフト操作をワイヤーリンケージに頼らず、昔の自転車みたいなロッドリンケージとしていたモデルがありました●中央写真)ベスパがモチーフの乗用玩具も会場で見かけました。これはペダル式でしたが、電動などもあるみたいです●右中写真)展示車両といっしょに、たぶん同タイプのエンジンカットモデルまで展示している人がいました。エンジンの構造が見られるとあって、大変注目されてました●右写真)ベスパのライバルだと言われる事の多いランブレッタですが、1型〜3型(左から順に)まで揃っていたのでこちらも注目されていました。ちなみに真ん中は2型をベースにして作られた、かつてのスポーツモデルであるラリーマスターのレプリカのようです

◎カスタム&ドレスアップを盗んじゃえ!

ステッカーチューン
バッグ
フロントキャリア
籐製のトランクバッグ

左写真)ステッカーチューンは基本なので、思い思いのステッカーが貼られているのを多く見かけました。この車両は国内各地や海外のクラブと交流した証に、その際に交換した他クラブのステッカーを貼っているようですね●左中写真)フロントトランクに装着するタイプのバッグはポケットも多く、中身を整理して収納しやすいというメリットがあります●右中写真)フロントキャリアを利用して大きな革バッグをセットするのは見た目の印象も良いですね●右写真)籐製のトランクバッグを古いベスパのリヤキャリアにセットするというのも、マッチしていてなかなか良い雰囲気なんじゃないでしょうか

注目されていた1台
燈火類の補強
モッズスタイル
シートエンド部の飾りバッジ

左写真)エンジンや足回りに手を付ける参考として、かなり注目されていた1台です●左中写真)夜間走行の多い方なんでしょうか? 燈火類の補強としておもしろいカスタムでした●右中写真)ベスパのカスタムで目にする機会の多いモッズスタイル。こんな風にバシッとキメたいベスパ乗りは多そうです●右写真)個人的にも気になったのが、カラータイルのようなものをアレンジしたシートエンド部の飾りバッジです。お洒落ですよね

参加者達の声を聞いてみた!

ベアせたがや
ベアせたがや
BEAR SETAGAYA/ベアせたがや
東京都世田谷区世田谷2-10-11
TEL:03-3429-8181
営業時間:10:00〜20:00
定休日:毎週月曜日
http://www.bear-s.com/
ベアせたがやさん
ベアせたがやさんは世田谷線・上町駅からほど近い場所にある老舗バイクショップ。国産各社のモデルに加え、ベスパやピアッジオ、それにジレラといったイタリアンスクーターに強いショップとしてマニアには有名。最近ではイタリアンシングルバイクのSWMに注力し、オリジナルパーツなどもラインナップしている。
SWMサイト◎https://www.swm-motorcycles.jp/

今回、牛久シャトーまでごいっしょさせていただいたベアせたがやツーリングパーティの皆さん。道中を楽しくツーリングするなど、イベントの楽しみ方って、「行き帰りにもあるんだよな」と改めて発見出来たように思います。本当に気持ち良く、そして楽しいショートツーリングだったんですよ。
さて、そんな皆さんにベスパブランチの事をカンタンにインタビューしてみました。先に帰られた方もいるので全員ではありませんが、その内容を公開しちゃいましょう。
※質問は共通でQ1.今日のツーリングはどうでしたか?、それとQ2.イベントの印象は? です

ミッチィーさん/LX125
ミッチィーさん/LX125
A1.久々の遠乗りだったんですけど、2時間以上は運転したことがなかったという状況。それでも今日は止まり止まりでしたけれども、2時間半で走破出来ましたから大満足です。「立派だった、よくやった(歳のワリに......)な」と、自分に言ってやりたいです。なにより楽しかったです!
A2.初参加でしたが、高級車がたくさんありすぎて、目のやり場に困るというか......いや、間違いなく困っちゃいましたよね。私もいつかはビンテージモデルに乗ってみたいと思うくらい旧車に興味がわきましたね。
ヒーローェさん/S50改
ヒーローェさん/S50改
A1.今日は天気も良くて、農道の辺りがとても気持ちよかったですね。ぜんぜん止まることなく、すんなり来られたのも良かったです。実に爽快で、いい気分でした。
A2.参加は6回目くらいなんですけど、今年の印象はちょっとおとなしい感じがしました。......というか、その前のほうが目を引くモデルが多かったような気もします。今日は天気が良かったのに、やっぱりちょっとおとなしいかなって感じがしてしまいましたね。
ゆうたろぅさん/100S
ゆうたろぅさん/100S
A1.今までベスパといっしょに走った事がなかったので、スゴい新鮮でした。距離もこんなに長く走った事がなかったので、もう自分にとって新しいベスパの世界が広がったなと。そういう意味でもステキな体験でした。
A2.初めて参加しましたが、自分の以外のベスパを生で見る機会が全然なかったので、いろんなカスタムの趣向性があるんだなっていうのを改めて感じてスゴい刺激を受けました。来年は恐ろしいくらい目を引くベスパにして、なんらかの賞を取ってみせますよ!
けぃさん/GTS250
けぃさん/GTS250
A1.遠からず近からずな、ちょうどいい距離でしたよね。年配メンバーも多かったので休憩多めでしたが、そこもまた良かったんじゃないかなと。途中からビンテージも加わった事でペースが変わり、そんなところもメリハリが出て良かった思います。
A2.もう何度も参加させてもらってますが、なんだかオートマが増えた印象があります。実際かなり多かったんじゃないですかね。ただほとんどが見たことある車両だったんで、オートマに乗っている新しい人の参加がもっと増えたらもっとおもしろくなるんじゃないかと思いますよね。ビンテージに乗ってらっしゃる方はもちろんって事が前提ですけど(笑)

ベスパを前にコミュニケーション

大人も子供もベスパが大好き!
大人も子供もベスパが大好き!
だからカップルもファミリーもやって来る!!

そしてお喋り......これが本気で重要だったりします。ベスパって扱っているお店の数が国産バイクショップに比べたら絶対に少なめです。それに最近ではベスパ販売店もディーラー化していて、古いベスパに対応してくれるショップも少なくなっているそうです。そうなると先ほど例に上げたような「好きな人、興味のある人、手を入れるアイディアを探している人、レストアを計画している人、そして古いモデルの購入を計画している人などが欲しい情報も手に入り難くなっているというワケです。
なので有益な情報や豊富な経験を持っているオーナーさんの声を直に聞く機会というのが、本気でベスパに向き合ったときに不可欠なものとなったりします。それにベスパに限った事ではなく、どんな車種であっても愛好家的に存在する方々ならクラブ化して情報交換をしたり助け合ったりというのが基本となるハズです。
まあオーナーさんと情報が欲しい人との間でどんな話が交わされているのかまではわかりませんが、会場で見かけた数々のお喋りのようすをご覧いただきましょう。やはりベスパ愛好家の皆さんも気持ちが熱いようで、見るからにベスパに夢中のようですね。

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帰りはナイトランだけに安全運転で行きましょう

ベアせたがやツーリングパーティの一行はベスパブランチからの帰路もまとまって走るというので、帰りもごいっしょさせていただく事に。徐々に日も暮れ、途中からは完全なナイトランです。こういった状況ではまとまって走るというのは安心感もありますし、走るペースも作りやすいと感じました。今回のようにパーティを組んで走るというのも良いものだと再認識です。
さて、実はこの一行は真っ直ぐにベアせたがやさんを目指したワケではありません。当コンテンツ「大人のたしなみしとしてベスパに接してみよう!」で大変お世話になっているMuseo Vespa Giappone(以下ムゼオ)を見学していくということで、某所にあるムゼオを目指して走ります。ただしムゼオはまだ正式にオープンしていないので一般営業はしていません。現在のところほぼ顔見知りというのが前提で見学依頼をし、タイミングが合えば可能という状態のようです。
一行は圧巻の展示量、それに歴代ベスパの種類の多さに感動のようす。しばし堪能した後にムゼオを離れ、ラーメンを食べつつ帰還していきました。

牛久シャトー
空は茜色
ヘッドライトを点灯
ナイトラン

左写真)牛久シャトーを出発した段階ではまだ夕方だったものの......●左中写真)みるみる空は茜色に染まっていき......●右中写真)周囲のクルマがヘッドライトを点灯し始めたかと思うと......●右写真)あれよあれよという間に完全なナイトラン状態になってしまいました

Museo Vespa Giappone
一行が到着したのはMuseo Vespa Giappone、通称ムゼオです。展示台数も多く、壁一面にベスパ関連のポスターや雑誌などが額装で飾られているなど、まさに愛好家にとってパラダイスのようなスポットです
Museo Vespa Giappone
ヴィンテージモデルにしてもかなりの台数が確保され、一行は笑みを浮かべつつも内心「すっげーところに来ちゃったんじゃないか!?」という感じだったそうです。残念ながら一般営業の予定はまだ未定なようです

注目の表彰式と待望の抽選会

表彰式と抽選会
最後は表彰式と抽選会
一喜一憂してイベントが終了!!

進行プログラムなどないかのようにユルく時間が流れていくベスパブランチですが、最後は表彰と抽選会が行われました。全部で4つの賞が用意され、そのうちの1つである特別賞はフィリピンからのゲストによって発表されるというサプライズもありました。その他ベストベスパ賞、ブランチ賞2本で合計4つの賞が発表された後、参加者達が待望の抽選会も行われました。
これで予定された全てのプログラムを終えたので、最後はベスパブランチ委員会の中心的メンバーの1人である土田さん(Vespa Club TOKYO代表)から閉会の挨拶がありました。これを持っていよいよ第18回ベスパブランチは閉会です。
もしかしたら話し足りなかった人同士でファミリーレストラン等に場所を移した人達がいるかもしれませんし、帰る方向が同じだからと連れ立って急遽ツーリングパーティを組んだ人達がいるかもしれません。でも、なんだかんだユルく開催されたベスパブランチを締めくくるのはこの言葉......「また来年!」なんです。そう言い合って会場を去っていく参加者達は、きっとまた来年、この牛久シャトーで再開する事でしょう。

ベストベスパ賞
ベストベスパ賞を獲得した宮野晃さん
ブランチ賞
ブランチ賞を獲得した武者裕さん
ブランチ賞
ブランチ賞を獲得した柳澤欣哉さん
特別賞
特別賞を獲得した富田文敏さん(左端)。賞の選出と授与はフィリピンからやって来たJed Vince Antonioさん、John Leeさん、Jojo Batulaさん、Takashi Kiriharaさんら4名によって行われました
各種表彰式の後
各種表彰式の後は受付時に配られた抽選カードによる大抽選会が行われ、数多く用意された景品に参加者達の目が輝いていた
受賞車両と受賞者
受賞車両と受賞者の皆さんを改めてご紹介します。左から順に特別賞◎VL-3(1956年)/富田文敏さん、ブランチ賞◎125GTR(1974年頃)/武者裕さん、ベストベスパ賞◎50S(1965年)/宮野晃さん、ブランチ賞◎50S(1990年頃、後期モデル)/柳澤欣哉さん

今回はここまで!

受賞車両
毎年用意される4つの賞
その受賞車両に選ばれるのは大変な名誉

今回から新たにベスパ関連のイベント紹介も記事化していくことになりました。その最初の回はベスパブランチでしたが、いかがでしたか?
今年のベスパブランチは参加台数85台、来場者は120名を超える盛況ぶりでした。2000年以来、毎年秋の体育の日を含む3連休の日曜日に開催され続けていることも、安定した参加者数に結びついているのだと思います。だって「いつもの場所で友人との再会、また沢山の新たな出会いのあるベスパブランチ」というのが、ベスパブランチのキャッチフレーズなんです。いつもと同じ日に同じ場所で開催されているからこそ、「また来年!」と再開を誓うように言い合って別れられるワケですね。
ぜひ来年のベスパブランチにはあなたも参加してみませんか? そして誰かとお喋りをして、ベスパの事をもっと好きになり、別れ際には「また来年!」と言い合って帰って行く......。そんな年一の決まり事のようなイベントも良いものですよ。

ベスパブランチ委員会
今年のベスパブランチでスタッフを務めたベスパブランチ委員会の皆さん。右から順に土田友枝さん、田口亮一さん、早瀬伸彦さん、水野匡さん、関根慎太郎さん、クロイドン・ガスケルさん、山辺浩一さん、飯塚明弘さん、深田健史さん、早瀬賢さん、倉橋正一さん、金子幸太郎さん、土田和寛さん、宮本誉史さん。お疲れ様でした!

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