BBB MAGAZINE

  • ジャイロで遊ぼう

    2017.07.07 / Vol.09

    林道を走ろう! 舗装林道編 その2

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〜林道を走ろう! 舗装林道編 その2〜

袖ケ浦フォレストレースウェイ入り口

前回では、袖ケ浦フォレストレースウェイ近くに入口のある林道丹原線から始まり万田野線まで走りました。今回は万田野線からさらに南下した大福山線から片倉三石線&Moreまで走ります!

次はメジャーな大福山線方面へ!

柴田美術館
エイプの後ろに見えるのが「柴田美術館」の白い看板

万田野線の終点を過ぎて、突き当たった県道を左折してほんの数分走ると左手に大福山線らしき林道の入口に到着します。特に大福山線というような標識は見つけることはできませんでしたが、県道からの入口は「柴田美術館」という白い看板が目印になりそうです。

大福山線
右に坂を下れば大福山線、今回は 左の坂を登って大福山の見晴らし台を経由して養老渓谷駅まで行っちゃいます。
大福山線

ここでも快適で気持ち良い林道クルージングを楽しんでいると、思いのほか対向車(四輪)にすれ違います。地元住民のクルマであったり、ドライブ中のクルマであったり。さらにハイカーの方々も歩いていらっしゃるので、特にブラインドコーナーでは注意が必要です。ジャイロでゆっくりと左端を走行していても、ブラインドコーナーの先にハイカーの方々が歩いている姿が急に見えることになるので...。幸い、ジャイロアップは基本的にゆっくり走ることしか出来ないので(笑)、余裕です! ハイカーさんたちとすれ違う時には手を挙げたり頭を下げたりして挨拶をしながら走っていました。お互い、気持ちよく林道を散策したいですものね!

パノラマ風景
すぐに展望台に着き、パノラマ風景を満喫!

そうこうしている間に、分かり易い分岐が見えてきました。右方向の下り坂に進むとそのまま大福山線で、左方向の登り坂に進むと大福山の展望台のある道「見晴らしの道」です。今回は、時間的に少し余裕があった事と、そろそろ気持ちのよい場所でお昼ご飯にしたいと考えていたので、「見晴らしの道」方面へと進みました。

立派な石碑
立派な石碑が建ち、山の風景を一望できる。はずが、手前に木が生い茂っていて、、、残念!

ここでお昼ご飯を食べようかとも思ったのですが、意外と人通りがありまして...。そこでさらに先に進んで、休憩ポイントを探す事にしました。

林道途中に快適休憩スポット発見!

巨大リアボックス
巨大リアボックスには、まだまだ余裕で荷物が入る
カップラーメンと魚の缶詰
お昼のメニューは、カップラーメンと魚の缶詰。それと、築地市場で買ってきたコーヒーをドリップして頂いた。

きれいな景色を少しだけ(笑)堪能した展望台からさらに先に進み、細かいカーブの続く下り坂をいくつか走り過ごしたあと、クルマ5台分くらいの平らなスペースを発見! 木を伐採する時にトラックなどを駐車するスペースみたいな感じで、ちょうど木陰も出来ていて休憩するにはちょうど良さそう。早速、ジャイロアップと同行カメラマンのエイプ100を停め、お昼の準備に取りかかります。まずはジャイロアップの超デカいリヤボックスから、広げると600×800mmもの大きさになる折畳み式のテーブル(収納時は600×400mm)を出します。
お湯が沸くのを待ちながら豪勢なカップラーメン(笑)と缶詰の準備を! さらにコーヒーをドリップなんてしちゃいます! これだけでも、空気の美味しい山の中で食べれば立派なご馳走です! ホントに美味しかったのです!(※美味しさは、個人個人の好みの問題ですので 笑) 美味しい昼食を食べて、コーヒーでまったりとした時間を満喫し、ようやく重い腰を上げて舗装路林道ツーリングの再スタート!

聞いてないよ〜!なんと想定外のダート路がっ!

大福山線
来た道を戻り大福山線に再び進入。「夕木台経由 養老渓谷駅9.5km」の方向に進む。養老渓谷駅まではちょっと遠回りとなりますが大福山線をひた走ります。

来た道をこのまままっすぐ進んでいけば、次の休憩予定スポットである小湊鉄道の養老渓谷駅に着くのですが、なぜか律儀に最初に計画していた通り大福山線を走ることにしました。お昼前に見た展望台を通り過ぎ、左折してきた分岐を左折して下り坂方向へ進みます。これで、大福山線へ復帰しました。 順調に快適に本当に気持ち良く林道を楽しんでいると、なんかホコリっぽい雰囲気が...。???

ダート(未舗装路)
予想だにしなかったダート(未舗装路)が出現したのです! 今回は舗装林道を走るという企画なのに...。引き返せばダートは無さそうですが、もう少しで大福山線の終点に着けるのでダートを我慢の走行で乗りきります。。

いきなりダート! 自分が地図上でこのダートを見逃していたらしく、本当に想定外のダート出現! 思わず引き返そうなんて思ってしまったことはナイショです! ここからは泣きながら(?)ゆっくりとダートを走ります。比較的フラットなダートではありますが、ジャイロアップの小径タイヤ(フロント10インチ、リヤ6インチ)には多少というかなんというかダメージはあります(笑)。クルマや普通のオートバイなら、本当に普通に走れるフラットダートではありますが、ジャイロアップにとっては、まさにオフロード! リヤ6インチタイヤでオフロードを走った経験が無かったので、リヤタイヤからの突き上げ感や暴れ感がけっこう身体に染みます...。しかしながら、リヤには2輪もありますから安定感は抜群に良く、振動や挙動を身体で感じているほどの恐怖はありません、よ。

超ロングダート
超ロングダート(そう感じました...)を抜けると、安心の舗装路。するとすぐに大福山線の終点(起点)〜!
養老渓谷駅へ向かいます
右折して(写真では左折してますが 笑)、養老渓谷駅へ向かいます。

約1.8km(ジャイロの距離計で計りました)の長い長いなが〜いダートを抜け、大福山線の終点に到着〜! と思いきや、実はここが大福山線の起点でした! 逆周りで走っていたようです。

養老渓谷駅の裏手に到着!?

小湊鉄道の養老渓谷駅
土ホコリだらけになったジャイロアップが到着したのは小湊鉄道の養老渓谷駅、の裏手! こちら側から駅を見た事がなかったので、新鮮に見えました!
亀山湖近くの片倉三石線へ向かいます
亀山湖近くの片倉三石線へ向かいます。 唯一の後悔は、足湯に浸かれなかったこと...

大福山線の起点を右に進み、一路、養老渓谷駅へ。ほとんど下りの舗装林道は、やはり快適! ダートが出てこないことを祈りながら(笑)、10分足らずで養老渓谷駅に到着。んっ? 駅舎が線路を挟んで向こう側にある! ということは、駅の裏手に出たのでした。予定では、養老渓谷駅に設置されている足湯で休憩するはずだったのですが、途中のダート走行で予定時間をオーバーしていたため泣く泣く断念! 駅の正面に行く時間も無く(泣)、亀山湖近くの片倉三石線へ向かいました。

分岐路
途中には分岐路やバンガロー村もあります。次回来るチャンスがあれば、分岐路を探検したいと思います。
急激なアップダウン
なかなか急激なアップダウンを楽しみながら、5分とかからず完走〜!
大福山線の起点を超えてトンネル
大福山線の起点を超えてトンネルを抜けると国道に突き当たります。そこを右折して片倉三石線方面へ向かいます。
三石山観音寺
国道沿いにある「三石山観音寺」の青い看板が片倉三石線入口の目印となります。左折してここを入ります。
片倉三石線の起点に到着
片倉三石線の起点に到着

途中、先ほどダートから降りて来た大福山線の起点を通り過ぎ、トンネルを抜けて突き当たった国道465号線を右方向に進みます。亀山湖に掛かる橋をいくつか渡り、片倉三石線の起点に到着。今回の舗装林道ツーリングでは、最後となる林道です。なかなか急激なアップダウンを楽しみながら、5分とかからず完走〜! 終点地点は鴨川有料道路へと繋がっている県道でした。ここで、最近流行っている(今も?)「濃溝の滝」という観光スポットが近いことに気付き、同行してくれたカメラマンとなぜか行く事に...。男二人で行くトコじゃないような気がするが...。

片倉三石線

ワインディング
アップダウンの大きくワインディングてきな道

片倉三石線の終点は鴨川有料道路へと続く県道です。この林道はとても短いですが、アップダウンが大きくワインディング的な道です。ただ、三石観音寺の脇を通りますので、参拝者の迷惑にならないようにそっと走りましょう!

ここが噂の濃溝の滝!

「千寿の湯」隣の「濃溝の滝」
今やすっかり有名スポットとなった「千寿の湯」隣の「濃溝の滝」

片倉三石線の終点の県道を左折して鴨川方面に進むと、名所「濃溝の滝」駐車場を発見! 数年前まではいい感じのひなびた温泉だけだったような気がしますが、今ではきちんと整備された真新しい駐車場と売店まであります。ジャイロアップを停めようとオートバイの駐車場所を探したのですが見当たりません。普通車と観光バスの駐車場はしっかりと白線で区分されているのですが...。駐車場全体を良〜く見渡してみると、オートバイの駐車場はなんとなんと歩道の上というエキセントリックな設定が! 普通ならダメな事ですが、しかたなく歩道にジャイロアップを乗り入れ、なるべく端っこにパーキング。ここから、目的地である通称「濃溝の滝」まで少し歩きます。

オートバイ駐車場
オートバイ駐車場は、この歩道の上に設定されているためしかたなく歩道を走行しています
オートバイ駐車場
駐車場を整備する時に、オートバイ用スペースはすっかり忘れられていたのでしょうか?(笑)

ここに到着した時間は午後4時45分。すでに売店はお片付けタイムに入っていましたが、なんと観光バスが何台も駐車しています! まだまだ人気のスポットなのでしょう。実はここの名物(?)となっているのは、朝日を浴びた手堀りトンネルからこぼれる陽が織りなす「ハート型」の光です。ということは、夕方に来てもあまり意味は無かったようです(笑)。でも、水辺も林道同様、癒されるスポットですから一度は訪れても良いのではないでしょうか。

看板
看板の様な写真を撮るには、3月と9月の彼岸の頃で、早朝6時~7時の時間帯を狙わないとダメらしい・・
濃溝の滝
ハートが見えなくても構いません、進みます。カメラマンと男二人なので・・・

これが有名となった現象「朝陽の織りなすハート」。そうなんです! 天気の良い朝に来ないと見られないのです。ただいまの時刻、午後5時ちょうど(笑)駐車場にオートバイを置いたら、現地まで歩きます。5分もかからずに到着できます。歩道も舗装されて歩き易いためライディングシューズでも楽勝です。

普通の川廻しのトンネル
見えているままの普通の川廻しのトンネルが写っていました。。。
ハートに見えなくもない???
ハートに見えなくもない???

無駄な抵抗だとは思いましたが、一応、写真を撮ってみました(笑)。見えているままの普通の川廻しのトンネルが写っていました。。。見ようによっては、トンネルの川の流れと水面に映る流れがハートに見えなくもない??? でも、純粋にきれいな風景ですので一度、話しのネタにはなりますので来てみてください!

林道初心者にはぴったりな舗装林道は楽しい!

今回、ジャイロアップで走破してきた舗装林道は、オフロードマシンはもちろんオンロードバイク(あっ、ジャイロアップもオンロードマシンなハズです!)でも楽しめてしまう林道です。欲を言うと、小型マシンだとさらに冒険心がうずき、ところどころにある分岐点や名もなき見晴らしスポット、エンジンを停めた時の自然の音など、未舗装路の林道と遜色無く楽しめます。事実、千葉の舗装林道でも林道の雰囲気は充分味わえましたし、林道初心者でもお気軽お手軽林道ツーリングとして探検してみるのも面白いですよ! もちろん、ハイカーやクルマ、オートバイにも充分配慮した優しい運転で走りたいですね!

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