BBB MAGAZINE

  • ジャイロで遊ぼう

    2018.05.30 / Vol.12

    (番外編?) 〜〜ちょっと函館まで行ってきました! 道の駅巡り道南編 その3〜

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2日目は道内最長距離ツーリング!ジャイロは無事走りきれるのか???

モーラップ樽前荘の駐輪場
朝7時、モーラップ樽前荘の駐輪場。すでに数台のオートバイが出発していたため少し寂しく見えますが、前夜は賑わっていました。簡易的なテントですが、屋根付き駐車場というのはライダーにとって嬉しいですよね。ありがたい事です!

すっかり道の駅巡りツーリングと化している北海道ツーリング。2日目は5カ所の道の駅に寄ります。この道の駅というのは、ジャイロで走っている場合にはちょうど休憩するには良い塩梅の距離にあるので、ジャイロにも自分にも無理を掛けないようにするために良い休憩スポットとなるのです。ツーリングの予定を立てる時にも、休憩の目安を立て易くて便利なのです。

この日最初の目的地となる道の駅はフォレスト大滝です。100円のキノコ汁で有名な立寄りスポットでもあります。今日は約250kmものロングランとなるため、モーラップ樽前荘をちょっと早めの7時前に出発。目の前に広がる静かな湖面の支笏湖から流れてくる風が心地よい朝です。

ここからフォレスト大滝までは、国道を走る事になります。それもアップダウンの大きいワインディングロードですので、ジャイロアップのオーバーヒート対策のためにも気温が涼しい朝の時間帯にこの難所を超えられるのはありがたい。嬉しい誤算でもありました。  予想通り登り坂が長く続き、スロットル全開でもジャイロアップの速度はみるみる落ちてきます。それでもスロットル全開のまま走りきり、風景が開けるとようやくフォレスト大滝に到着。8時前に到着したので、道の駅はまだ締まっています。残念ながらスタンプは押せなかったのですが、記念写真を撮って、すぐに次の道の駅名水の郷きょうごくに向けて出発です。

広い畑の中の一本道を走っていると急にお腹が空いてきましたので、朝食を摂る事にします。走りながらセイコーマートを探します。なぜかというと、北海道ツーリングでの朝食は、自分的にはセイコーマートのどでかいおにぎり(すじこ)が定番ですからです!  しばらく進むとルート上にセイコーマートを発見! すぐにお店に入り、セイコーマートオリジナルのペットボトルの温かい日本茶と熱々のおにぎり(すじこが売り切れだったため、鮭明太子...)をゲット! ついでに、紛失してしまっていたセイコーマートカードも作ってもらい、イートインコーナー(セコマでもイートインコーナーが出来ていたなんて感激です!)で、ジャイロアップを見ながら朝食タイムを楽しみます。

フォレスト大滝から30km弱、途中の朝食休憩を入れても1時間強で駅名水の郷きょうごくに到着しました。以前この道の駅にクルマで来た時は、土砂降りだったのですが、今回は青空の見える好天。爽やかな晴れのきょうごくを探索すると、新発見があったりして楽しめました。やはり、天気が良いと何倍も楽しめますね。

ここでも30分くらいの休憩で次の道の駅に向けて出発します。今度は日本海側に面した道の駅いわないです。左手方向に羊蹄山を見ながら、気持ちはのんびり、ジャイロアップは全力で走行しながら山あいを走り抜けていきます。ところどころに見える牧草ロールが、のんびりとした牛たちと青空にマッチしています。この頃になると、心の中では松山千春さんの"大空と大地の中で"がリフレインしています。この気持ち、わかって頂けますでしょうか???(笑)

ほどなくして、国道沿いに大きなバスターミナルのような施設が見えてきました。そこが、道の駅いわないです。この道の駅の裏手にあたる場所に、こじんまりとした食堂があって、いろいろな種類のほっけが食べられるのです。ですが、まだお昼ご飯の時間には早いのでスルーして、今日のメイン観光地となりそうな積丹半島・神威岬方面に向かいます。

神威岬へ向かう海沿いに沿って走ること約20分。道の駅オスコイ!かもえないに到着。海に面したこの道の駅では、入口にあるソフトクリームのオブジェに誘われるように売店へ。速攻、ソフトクリームを購入し一休みします。北海道のソフトクリームは、どこで食べてもオイシイですね〜。一気に食べきり(笑)、道の駅スタンプを押してから神威岬へ向けて出発します。

海沿いに走る道を気持ちよくトレースしながら、いろいろな発電施設を横目に、数多くのトンネルをくぐり抜け、ハイスピードの追い越し車にビビりながらも(トンネル内で、かなりの速度差で追い抜かれると恐怖デス!)なんとか神威岬の入口に到着。ここからが、実は今回のツーリング最大の難所でした。国道から岬に向かう道に入るとちょっと道幅が狭くて急カーブ&急勾配が続きます。ジャイロアップの動力性能では、メーター読みで20km/h以下まで速度が落ちてしまいます。スロットル全開なのでエンジンの焼き付きは心配していなかったのですが、速度が遅いので駆動系への冷却が不足ぎみとなり熱のこもりが心配です。ほんとうに今にも止まりそうな速度でトロトロと走り、ようやく神威岬の駐車場に到着しました。が、風がとても強くてゆっくり休憩していられる状況ではありません。トイレを拝借して、早々に引き返します。一瞬、岬の突端まで歩いて行ってみようとも思いましたが、複数の観光バスが連れて来た団体さんが、風に煽られながらゆっくり歩いている様子を見ていると今回は岬の突端までの往復時間が読めなかったので退散することにしました。

この駐車場に来る時は急坂だったということは、帰りは下りで楽勝だろうと考えていたのですがその考えは甘かったのです。急勾配過ぎて、少しスロットルを開けるだけでスピードが出過ぎてしまい、今度はブレーキがキツくなってしまいました。登りがキツイということは下りもキツイというのは当たり前ですが、想像以上に出てしまうスピードにかなりビビりました。

気を取り直して国道に戻ると、緊張感が薄れたためか急にお腹が空き出しました。ここ積丹半島の名物といえば"うに"です! 国道沿いにも数多くの有名うに料理店があります。少しでも空いているお店を探そうと走りますが、ちょうどお昼時ということもあり、どの店の駐車場も満車! どうしようかと考えているうちに、うに料理店のエリアから抜け出してしまったのです! Uターン嫌いな自分は、そのまま次の道の駅を目指す事に。。。タイミングが悪かった...、今回はご縁が無かったということで、また次回のお楽しみとします。でも、次はいつ来れるのかなぁ???

そうこうしているうちに、余市に近づいてきました。ニッカウヰスキーの醸造所のある街です。道の駅スペースアップル余市でスタンプ押し休憩したあと、ニッカウヰスキーの正門まで行ってみました。以前はこの施設を見学したこともあるのですが、今回はジャイロアップで来ていたためウヰスキーの試飲はもちろん不可ですので、おとなしく今夜の宿となる小樽に向かうことにしました。  余市から小樽までは約20km。この時点で、時間は午後2時過ぎ。ということは、予定よりも早めに小樽に到着することができそうです。心配していたトラブルも無く、なんとか乗り切れそうです。

順調に走り続け、小樽の宿には少し早く着いてしまったため、小樽の街をブラブラしてみることにします。この時、思い出したかのように急にお腹が減ってきました。そうです、お昼ご飯を食べそびれていたのです。目の前にあったコンビニ(セコマではない...)に入り、イートインコーナーで携帯電話の充電をさせてもらいながら休憩。ほどなく、宿にチェックインできる時間となり宿へ向かいます。

小樽で泊まる宿は"駅前ゲストハウス糸"です。この宿は、小樽の駅前に位置しており小樽運河にも歩いて行けるという利便性の高いトコロで、バイクは屋根付きシャッター付きの車庫に入れてもらえるというオートバイ乗りにとってもありがたい宿です(オートバイは駐車料金200円が別途かかります)。部屋はいわゆるドミトリータイプと個室の2種類があり早いもの勝ちです(予約もできます)。  今回はドミトリーに泊まります。一番乗りだったこともあり部屋の窓際を確保! その後再び小樽の街の探索に。運河やお土産もの屋さん巡りをして、最後に小樽駅の中にある立ち食い寿司屋さんでお寿司を食べようと思っていたのですが、なぜか思わず目の前の回転寿司屋へ(笑)。たらふく食べた後は、宿に戻ってからサッポロクラシックを呑みながら、翌日のルートを確認してから就寝。明日は伊達紋別に向かいます!

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