BBB MAGAZINE

  • EnjoyCampTouring!

    2017.08.04 / Vol.22

    - page2 - GO!キャンプツーリング 朝霧高原編

CREDIT

3:田貫湖へ

牛の群れ
高原らしく緑の牧草地に牛の群れ。広々とした風景を見ていると気持ちが開放的になる
広々としたテントサイト
広々としたテントサイト。テントの横にバイクが駐車できるので撤収も短時間で終わる

自然と目を覚ました。時計を見ると6時過ぎ、ファスナーを開けると青空が広がっていた。靴を履いて外に出る、東側を見ると昨日は見えなかった富士山が姿を見せていた。高原の空気はピンと張りつめている。「ふ~っ」。キャンプらしい気持ちのいい朝だ。

8時にゲートが開くので、それに合わせて準備を進める。濡れたテントを畳むのが大変、タオルで全体を拭いて、水分を取ってから畳まなければならない。できればさらに太陽光に当てて乾燥させたいところだが、そこまで時間がないので袋に入れて、出発する。

花畑
走っているとあちこちに花畑があった。バイクは季節の変化がダイレクトに感じられる
日本の田舎らしいが風景
朝霧高原の国道を離れて脇道へ入ってゆくと、日本の田舎らしいが風景が広がっていた

富士山の周辺は湧水地が多い。忍野八海が有名だが、朝霧高原にある「猪之頭湧水群」へ行ってみる。田舎町の林の一角に半径5mほどの小さな湧水池らしき場所を発見。近づくと池の底から透明な水が滾々と湧き出していた。これぞまさに豊かな自然の恵みだ。

田貫湖
最後に田貫湖を訪れたのは10年以上前。詳細な記憶はないが、釣り客が多かった

地図を見ると田貫湖が近いようなので行ってみる。着くと湖畔には釣り人がズラリ並んでいる。その光景はまるで巨大な釣り堀のようだった。ダイヤモンド富士が見られる場所としても有名だが、雲が増え、富士山は再び見えなくなっていた。

アイスクリーム
乳製品がおいしい朝霧高原。明るい高原の風景を眺めながら食べるアイスクリームは格別

再び国道139号へ。道の駅朝霧高原に立ち寄り、休憩。ここの名物は朝霧高原のミルクを使ったソフトクリームなのだが、どうしても気になる季節限定の栗のアイスクリームを選んだ。気まぐれですみません(笑)。ほのかに香る栗と濃厚なミルクが溶け合い、ソフトクリームに負けず劣らずおいしかった。

4:本栖湖へ

本栖湖
富士五湖の中でも特に本栖湖の周辺は自然が残っている。湖畔が賑やか過ぎないのがいい

緑の深い青木ヶ原樹海を眺めながら本栖湖へ。さらに西湖、河口湖と走り抜けてゆく。9月下旬はバイクにちょうどいい気温。周りの自然も気持ちよく、気分爽快。河口湖湖畔で一休みしていると、楽しそうにはしゃいでいる自転車のカップルが現れた。どうやらヨーロッパ旅行者のようだ。ほかの自転車もみんなレンタルサイクルのようで、乗っているのはみんな外国人。楽しそうにしている姿を見ていると、それだけで嬉しくなる。日本のいろんなところをめぐって、思い出をたくさん作って欲しい。

本栖湖
本栖湖を周回する道は所々道幅が狭くなるので対向車に注意。木漏れ日が気持ちいい
湖畔の道
平日なので湖畔の道はどこも車が少なく、貸し切り状態だった。これなら原付でも安心

緑の深い青木ヶ原樹海を眺めながら本栖湖へ。さらに西湖、河口湖と走り抜けてゆく。9月下旬はバイクにちょうどいい気温。周りの自然も気持ちよく、気分爽快。河口湖湖畔で一休みしていると、楽しそうにはしゃいでいる自転車のカップルが現れた。どうやらヨーロッパ旅行者のようだ。ほかの自転車もみんなレンタルサイクルのようで、乗っているのはみんな外国人。楽しそうにしている姿を見ていると、それだけで嬉しくなる。日本のいろんなところをめぐって、思い出をたくさん作って欲しい。

あらきうどん
具材がたくさん載っている、あらきうどん。次は時間をかけて吉田うどんめぐりをしたい
落ち葉
落ち葉を見ると秋を感じる。これから徐々に、周りの山々もカラフルに染まってゆく

そろそろ帰る時間になってきた。最後に「吉田うどん」を食べようと決めていたので、以前食べておいしかった「あらきうどん」へ向かった。ハラペコだったので、ちくわ天、馬肉、きんぴら、キャベツなど全部が載ったあらきうどんを注文する。そういえば昨日の昼も麺(ほうとう)だったな(笑)。
コシの強い麺。これこれ、これが吉田うどんだよね。思わず顔がほころぶ。麺に触感のあるきんぴらや甘く煮込まれた馬肉を絡めたり、さっぱりしたキャベツを食べたり、自分なりに変化をつけながら箸を進める。サイズを大にしたが、あっという間に食べてしまった。ごちそうさま。これでツーリングでの心の残りはない。さあ、家へ帰ろう!

キャンプ場ガイド

「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」

静岡県富士宮市猪之頭1162-3
TEL:0544-52-2066
WEB:
開設期間:年中無休
料金:入場料大人ひとり1000円+バイク1台サイト料1050円=2050円

キャンプ場入口
オフシーズンの宿泊手続きはゴルフ場の受付で。キャンプ場入口にはこんな看板が立つ
テントサイト
テントサイトは広々としている。ただし雨の翌日などは所々ぬかるむようなので注意
サイトは10か所
サイトは10か所。別に電源付きのサイトもある。場内の道はダートなので走りは慎重に
トイレ
トイレは全部で7か所ある。ウォシュレットではないが水洗、清潔に管理されている
炊事場
炊事場は10か所。すべて富士山の天然水で飲用できる。おいしいごはんが炊けそうだ
管理棟はクローズ
シーズンオフは管理棟はクローズ。管理棟には自動販売機、隣には無料シャワーがある

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