BBB MAGAZINE

  • MotorCycleDays

    2014.06.27 / Vol.10

    - page2 - バイクトラブル大百科「日本編」

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③「冬季北海道で身も心もバイクもボロボロに」 ~ホンダMOTRA/北海道/1987年~

スパイクが突き抜けていた
スパイクが突き抜けていた

87年の春に原付バイクでオーストラリア一周を計画していた僕は、その前の腕試しとして冬季北海道一周をすることにした。当時、バイクで北極やエベレスト登山などに挑戦していた冒険家の風間深志氏が運営する「風魔プラス1」というバイクショップがあって、その店頭で雪道走行用のスパイクを打ち込まれた、モトラと同サイズのタイヤを発見。その時に、よし!このタイヤを付けて冬の北海道に挑戦しようと決めたのだ。

年が明けた1月。東京からフェリーに乗って、翌日に苫小牧へ上陸。さあ、行くぞと気合十分で雪の中を走り始めたが、数時間すると乗り心地に違和感発生! 止めてチェックをするとタイヤの空気が抜けているじゃないか。やれやれと思いながら、センタースタンドを立てタイヤからチューブを外すと、ズタズタに傷が付いている。どういうことだ?と思いタイヤの内側を確認すると、タイヤからスパイクが内側に突き出ているではないか。どうやらそのスパイクがチューブに当たり傷をつけたらしい。

マイッタ。スパイクを全部抜くしかないがそんなことはできないし、それでは雪道が走れなくなってしまう。とりあえず持っていたスペアチューブに変えて応急処置、悔しいが、結局一泊だけで再びフェリーに乗り、北海道を離れる羽目になった(涙)。


リベンジだったのに...
リベンジだったのに...

1ケ月後の2月にリベンジ。スパイクタイヤは万全の対策をして再び北海道行のフェリーに乗り込んだ。タイヤはすでに確認をしているので問題なし。意気揚々走り出した。スパイクタイヤはアイスバーンも何なくこなし、夜はマイナス15度でテントも張った。いい滑り出しだったが、3日目の朝に突然エンジンが回らなくなった。原因不明。

どうにもならずバイクを押して歩いていると、親切な車が僕を拾ってくれ、何とか札幌にたどり着くことができた。バイク屋へ行き見てもらってビックリ、オイルポンプが壊れ、オイルが回っていないという。それが原因でエンジンが焼きついたのだ。その後、さらに財布も紛失するおまけまで付いた。旅先であれほどトラブルが続いたのは、後にも先にもあの時が一番。とにかく散々だった。ただ運がいいことに車に乗せてくれた札幌の人がとても親切で、家に泊めてくれたり、ご飯を食べさせてもらったり、たくさんお世話になりフェリーで東京へ戻ってくることができた。

今考えるとお金がないのに家までどうやって移動したのか? バイクはどうやって家まで運んだのか? バイクのダメージはどれほどだったのか? その辺りのことは全く憶えていないが、札幌の人がとても親身になってくれたことはよく覚えている。トラブルに見舞われ、落ち込んでいる時の親切は身に染みるもの。もしどこかでトラブルで困っている人を見つけたら、僕もあの札幌の人のように手を差し伸べられる人でありたいと心から思うのであった。

RZ250
RZ250

④「史上最高の赤面パンク修理」 ~ホンダリトルカブ/兵庫県/2012年~

うわぁ、パンクだ!
うわぁ、パンクだ!

1~3はかなり大昔のトラブルだが、これは比較的最近の話。その時僕はリトルカブに荷物満載で岡山から大阪方面へ向かっていた。走っていた国道2号は交通量の多く、途中から長い高架になった。路肩のない狭い2車線を後続車がビュンビュン追い抜いて行くので「怖いなぁ~」と思いながら走っていると、突然お尻がズルッと滑った。んんっ、この感覚、まさか。カタンカタン... 「うわぁ、パンクだ!」。よりによってなぜこんなところで!? バイクを降りて路肩に寄せる、高架道路じゃ逃げ場がない。困りながら前方を見ると運よく20m~30m先の路肩にスペースがあった。よし、あそこまで押して行こう。


パンク修理
パンク修理

車が入れない三畳くらいのスペースがあったので、そこにバイクを入れてパンク修理を始めた。チューブタイヤなので面倒だが、道具は持っているので何とかなるだろう。しかし国道2号からわずか数mのところでパンク修理するとは思わなかった。走っている車の注目の的だろうな(笑)こんな恥ずかしいパンク修理は初めてだ。そのうち渋滞が始まって、さらに注目を集める羽目に! 1時間近くかけて修理が終わったと思ったら、タイヤをリムにはめる時にレバーでチューブを挟んでしまったようで、新しい穴をあけてしまった。「なんてこったい!」あわててやったのがいけなかったらしい。

日が暮れて修理ができなくなり、携帯電話で近くのバイク屋を探して状況を説明。結局バイク屋のトラックで迎えに来てもらうことになったが、間違いなくこれが僕史上、最も恥ずかしい赤面パンク修理だった(笑)

リトルカブ
リトルカブ

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