BBB MAGAZINE

  • MotorCycleDays

    2013.09.23 / Vol.02

    - page2 - 乗り継いできた歴代バイク...その2

CREDIT

■HONDA PEOPLE(ピープル) 1989年[ピープルをBBBで探す]

和製モペット
排気量24CC、最高速度18km 和製モペット

オーストラリアの次の目標は世界一周。もっと困難な旅にチャレンジしたい、ならば日本で一番小さなエンジンのバイクで世界一周にしようと考えた。調べてみると当時売られている原付の中にPEOPLEピープルというバイクがあった。これぞ正真正銘、ママチャリに小さな2ストロークエンジンが付いている、原動機付き自転車だった。排気量24CC、最高速度18km。

ペダルを漕いでエンジンをかける和製モペットで、アクセルはハンドルの所に付いているレバー。タイヤは自転車サイズ、ギアもなく、サスペンションもない。ガソリンタンクは1リットル。ホンダも良くこんなバイク販売したなぁ...というバイクだった(案の定あっという間に生産中止になったらしいが(笑)。


ペダル走行も可能
ペダル走行も可能なので、焼き付いても安心だ(笑)

ピープルを中古で購入すると世界一周ツーリング仕様に改造した。ハンドルをアルミ製に、サドルを皮製に、キャリアを付けてサイドバックを装着した。

試運転で神奈川から松本を目指して走ったが、途中でエンジンが焼き付き、松本から帰路は完全にエンジンが動かなくなり、自転車のようにペダルをキコキコ漕いで帰ってきた。その後もう1台買って、さらに色々試してみたが、結局これも焼き付いてしまった。

ここでピープルでの世界一周は断念。諦めることにした。いまさらながらこのバイクで世界一周をしようと思った自分に驚く。しかし、あの当時は本気も本気、まさに若気の至りなのである


■HONDA GORILLA(ゴリラ) 50CC 1990年[GORILLA(ゴリラ)をBBBで探す]

2代目のゴリラ
これは2代目のゴリラ。この時はリアにクラウザーのリアケースを初めて装着した。

そんな訳でピープルがアウトになった。次に小さなバイクはどの車種だろう? 当時の国産車全ラインナップを見ると、最もサイズとパワーが小さいバイクはモンキーのようだった。全長約1m30cm、最高出力3.1PS... メチャメチャ小さいじゃないか、59kgなら自力で持ち上げられそうだ。そうかモンキーか、いいかもなぁ。カタログを見ると、その隣りに兄弟分のゴリラが並んでいた。データを見ると同じフレームとエンジンだが、ゴリラの方がタンク容量が9リットルと大きかった。

次の世界一周ではサハラ砂漠の縦横断を中心に考えていたので、航続距離はできるだけ長い方がいい。そうか、ゴリラもありだな。前のピープルに比べればちゃんとバイクの形をしているし(笑)、これなら行けるかもしれない。よし決めた、ゴリラで世界一周だ。


ヨーロッパツーリング
ヨーロッパツーリングのヒトコマ。妻はフランスで買ったダックス70に乗っていた。

前後のキャリアに大量の荷物を詰め込んで走ると人と荷物で小さな車体は隠れてしまい、まるで荷物と人が走っているようだった。またタイヤ径が8インチと小さく、ホイールベースが短いため、信号待ちからスタートしようとクラッチを繋ぐ度に、フロントタイヤがポンと持ち上がりウイリーをした。だがピープルと違って試験走行で焼きつくこともなく、速度は出ないが坂道も確実に走ってくれた。

これなら行けると確信したが、サハラ砂漠を想定して九十九里浜の砂浜を走ったとき、砂にタイヤがハマって動けなくなったときはさすがに焦った。タイヤが空回りするのではなく、砂の抵抗にエンジンパワーが負けてタイヤ自体が回らないのだ。これで行けるのか? 不安もあったが、僕の意思が曲がることはなかった。「これでやって、やろうじゃないか!」


サハラ砂漠縦断
サハラ砂漠縦断の時。この頃はGPSも携帯もなし、コンパスと地図だけが頼りだった。

最初のアフリカの旅では予定通り(笑)悪路走行には苦労した。砂漠はもちろん、デコボコ道が大変だった。無数のギャップを小さなタイヤがひとつひとつひろってしまうため、車体の揺れ方が半端ないのだ。体が上下に激しくシェイクされて内臓が口から飛び出しそうだ。一番のトラブルはエンジンストップ。後でマグネット式の点火タイミングがズレが原因だと判明したが、青くなった。

ヨーロッパで突然動かなくなったときは妻ヒロコのダックスにロープを付けてゴリラを牽引してバイク屋へ行ったこともあった。さらに現地でゴリラを盗まれるというトラブルまで体験した。2台のゴリラでトータル65000kmを走破。これまた想い出に残っているバイクなのだ。


歴代バイクの紹介は今回で終わりの予定だったが、ちゃんと調べて行くと意外と多いことがわかり、今回はその2になった(笑)。次回はラスト、その後のバイクから現在使っているリトルカブまで一気にご紹介しますので、お楽しみに~♪

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