BBB MAGAZINE

  • MotorCycleDays

    2020.01.10 / Vol.77

    スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その1:東北北上編

CREDIT

スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅
その1:東北北上編

  30年以上日本全国をバイクで旅してきた藤原かんいちが、自らが撮影した写真と共に紹介する、独断と偏見で選ぶ都道府県別のおすすめツーリングスポット。

ここまで長期に渡って実際に訪ねた都道府県別のツーリングスポットを紹介してきた。これまで5回以上日本一周を経験、そんな僕がもし、これから日本一周の旅をするとしたら、果たしてどんなルートを通って、どこへ立ち寄り、どんな旅をするのか? 数回に分けて、僕の分身「かん吉」がスーパーカブに乗ってバーチャル日本一周の旅をしてみたいと思う。バイクに乗るのはちょっとキビしい季節、寒い日はぜひ部屋の中で、妄想日本一周を楽しみましょう♪

01.日本橋

スタートは東京。日本の道の起点とされる「日本橋」に決定。本当は車の多い都内は走りたくないけど(笑)、47都道府県に足跡を残すため。それに一応首都ですからね~。ここから北へ向かいます。埼玉県は一気に走り抜けて、栃木県に入ります。

02.日光杉並木街道

最初のポイントは「日光杉並木街道」。世界一長い杉並木として知られているが、道としても美しいです。道の両側に立ち並ぶ巨木、木々の間から差し込む光が幻想的。バイクを停める場所がないのがちょっと難点。ついでに日光いろは坂、中禅寺湖も立ち寄ります。

03.袋田の滝

お隣の茨城県で外せないのは日本三大滝の「袋田の滝」。むき出しの巨大岩肌を滑り落ちてくる景色は迫力満点。ほかの滝にはない趣があります。展望台に登ると真正面にから見えます。それから一度、凍結した袋田の滝も見てみたい!

04.湯野上温泉駅

ジグザグに北上して福島県入り。鉄道駅好きとしては外せないのが「湯野上温泉駅」。重厚な茅葺屋根の駅舎はかなり貴重。構内も木の温もりを感じる造りになっていて、いい雰囲気。電車に乗らないのに何度も行ってる、お気に入りの駅です(笑)

05.喜多方ラーメン

会津若松を越えるとラーメンで知られる、喜多方。あっ、蔵の町でもあります(笑) 僕の中で「喜多方ラーメン」は五本の指に入るくらい好きです(ちぢれ麺が好物なので)。朝から営業している店を見つけて朝食ラーメン、極楽気分を堪能です。

06.五色沼

東へ行くと湖や山岳ロードが楽しめる裏磐梯。磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークライン、磐梯吾妻スカイライン...いやというほど走りまくるが、お金がかかるのが難点。その後は五色沼。森の遊歩道が気持ちよく、沼も美しい、まさに心の洗濯です。

07.安達太良山

さらに東へ向かうと日本100名山のひとつである「安達太良山」が姿を現す。田園風景の向こうに聳える山の姿はどこまでも優美、思わず見とれてしまう。

08.鳴子峡

宮城県仙台で牛タンを食べて、さらに北へハンドルを向ける。山形へ向かう途中にあるのが鳴子峡の周辺は温泉の宝庫。温泉を楽しんだ後は大自然の美しい紅葉の景色を堪能。そして山形県へ。

09.穀物倉庫

有名な観光地めぐりやバイクで走るだけが旅じゃない。何気ない景色や珍しいものを発見するのも大きな楽しみ。田園にポツンと建つ古い穀物倉庫を発見! 絵になる景色を写真に収めてSNSにアップ。

10.マイナーロード

山形県はマイナーロードの宝庫だ。国道から少し外れると交通量はがくんと減り、豊かな自然に包まれる。偶然見つけた景色や迷って入った道の景色が美しいと、ちょっと得した気分になる。

11.トトロの木

田舎道を走っていると「トトロの木」が見えてきた。丸みを帯びた樹形、耳のように突き出た二本の樹頭、その形がジブリ映画のトトロに似ていることから、そう呼ばれるようになったとか。見ているだけでほのぼの、あったかい気持ちになる。

12.北上川

宮城県の太平洋へ向かう。石巻市に入ると東北最大の「北上川」が見えてくる。川幅が広く悠々と流れている。空が広くて気持ちがいい♪ 南三陸海岸の景色を楽しみながら岩手県へ。

13.ループ橋

陸前高田から内陸へ向かって走っていると前方に、山と空を飛び越えるように架かる橋が見えてきた。東北地方では珍しい「ループ橋」だ! グルッと一回転、一気に駆け抜けて宮沢賢治の故郷「花巻」へ向かう。

14.未来都市銀河地球鉄道壁画

花巻には夜しか見られない特別景色がある。それは、ジャジャーン!「未来都市銀河地球鉄道壁画」だ。特殊な塗料で描かれていて、夜になると壁面に銀河鉄道の世界が幻想的に浮かび上がる。これは必見ですぞ!

15.マルカンビル大食堂

花巻の名所と言えば、知る人ぞ知る「マルカンビル大食堂」。一度は閉店になったが、地元の若者たちの努力によって再オープン、マルカン大食堂の奇跡と呼ばれている。昭和の香りがするレトロ食堂、注文するのはもちろん名物「ナポリかつ」

人気コンテンツ