BBB MAGAZINE

  • MotorCycleDays

    2020.02.07 / Vol.78

    スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その2:北海道(前半)

CREDIT

スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅
その2:北海道(前半)

  これまで日本中を何度も旅してきた藤原かんいちが、もしこれから「日本一周」をするとしたら、どんな旅をするのか? どんなルートを走り、どこへ立ち寄るのか? これまでの経験を詰め込んだ分身「かん吉」がスーパーカブに乗って、バーチャル日本一周の旅をします。先月、東京をスタートして関東、東北を北上、今回、いよいよ北海道に上陸します。さて、どんな旅になるのか。スマホ片手に日本一周の旅を楽しみましょう♪

01.青森からフェリーに乗って函館へ

青森からフェリーに乗って函館へ向かう。同じような旅ライダーを見つけて情報交換。ゆっくりと時間が流れる船旅。バイクで北海道へ最初に行ったのは23歳だったな。何度も行っているがその度に発見があり、変わらない懐かしさもある。さあ、北海道の始まりだ。

02.函館ラッキーピエロ

函館に上陸、自由という名の風を感じる。まずは腹ごしらえ。海鮮もいいけど、まずはラッキーピエロかな。函館発祥の洋食レストランで、チャイニーズチキンバーガーが一番人気だが、僕はチャイニーズチキンオムライスで行きます(笑)

03.函館夜景

港町らしくレンガ倉庫、町には洋館や教会があり、どこかエキゾチックな雰囲がある函館。観光スポットが多いのでどこへ行こうか迷うが、絶対に外せないのが函館山から眺める夜景! 特に日が沈むころから暗くなるまでの時間は、ため息が出るくらい美しい。

04.江差

国道228号で函館を出て西へ向かう。海を左手に見ながらバイクを走らせる。町を出ると民家は激減、車が少なく、北海道にいる実感が湧いてくる。最初の大きな町は江差。ここの港の一角に戦争で沈没した船、開陽丸を復元され展示されている。一見の価値あり。

05.北桧山

日本海沿いを北上。町を出るとコンビニもスタンドもなくなるので早めに給油、食料補給をしておく。北海道は面白い看板を時々見かける「ゴッペカエスな」の看板に思わず笑った。意味を調べると「大失敗」の意味らしい、事故を起こさないように注意しよう。

06.弁慶岬

海岸線は港や岬が多い。灯台と大きな銅像が立っていたのでストップ。近くで見るとそれは弁慶の銅像だった。岬の名前も弁慶峠。弁慶といえば僕は京都のイメージしかなかったが、江差周辺にいた伝説が残っているらしい。なるほどね~

07.道の駅いわない

国道沿いにある道の駅はそれぞれ個性があるので、立ち寄りながら北上する。道の駅いわないでランチタイム。北海道へ来て海の幸を食べない人はいないだろう。ここは奮発して「いくら丼」を注文。赤い宝石のようないくらが口の中でプチプチと花火のように弾ける。幸せ~

08.積丹半島なぎさ

さらに海岸線を北上。積丹半島といえば「ウニ丼」。しかし、ウニは好きだけどウニだけでごはんが食べれるか?という疑問があった。飽きるかも...と思いつつ食べると、とてもクリーミー。変な癖がなく、とてもおいしい。予想外にあっという間に食べてしまった(笑)。

09.余市

積丹半島を時計周りでグルリと回って余市へ。ここへ来たら立ち寄りたいのがニッカウヰスキー。敷地に入るとまるでヨーロッパ、石組みの建物が並ぶ景色にテンションが上がる。ちなみに僕は顔に似合わず下戸なので試飲はせず、雰囲気だけ楽しみました。

10.札幌時計台

そして北海道の中心地、札幌へ。がっかり名所の代表と言われている「札幌時計台」へ向かう。ビルの中に埋もれるように建っているので小さく見えるが、歴史を感じる時計台のたたずまいはとても美しい。そして時計台の中にある資料館も意外と面白い。

11.ジンギスカン

海鮮もいいが北海道へ来たら食べたくなるのがジンギスカン! 札幌には巨大なジンギスカンホールのある「サッポロビール園」から、小さな個人店までいろんなジンギスカン屋がある。好みの店を探してマトン、ラム肉を堪能。胃袋大満足。さあ、走るぞ~

12.夕張幸せの黄色いハンカチ

札幌から炭鉱で栄えた夕張へ向かう。夕張メロンが有名だが、僕が行くのは映画「幸せの黄色いハンカチ」感動のラストシーンに使われた場所。現在は有料施設になっていて、撮影に使われた炭鉱住宅やクルマがあり、映画の一端に触れることができる。

13.幾寅駅

勝手に高倉健さんの跡をたどる旅その2。次に向かうのは南富良野にある幾寅駅。映画「鉄道員」の撮影に使われた駅舎があるのだ。さらにその周りの食堂や商店、理容院などのセットも残っていて、しばし映画の出演者の気分に浸った。

14.北の国から

映画からテレビの世界へワープ。「北の国から」の舞台となった富良野、麓郷へ向かう。自然豊かな麓郷の森のほか「最初の家」や「五郎の石の家」、さらにバスを利用した「純と結の家」などが見られる。家の中でこっそり田中邦衛のモノマネをしたのは秘密です(笑)

15.美瑛

隣の美瑛町へ移動して今度は丘めぐり。車のCMの「ケンとメリーの木」、たばこのCMに使われた「マイルドセブンの丘」のほか「セブンスターの木」「メルヘンの丘」などをめぐる。カメラを持って美しい風景を探して行ったり来たり、至福の時間を過ごした。

人気コンテンツ