- page2 - 「ドゥカティ・スクランブラーDAYS」その１

ルックス

最初に目を引くのがティアードロップ型のガソリンタンクとボリューム感のあるシート。この部分だけを見るとクラシカルなバイクかと思うのだが...　エンジン、足回り、サスペンション、マフラーなどを見ると最新鋭。古さと新しさが見事に融合されていることがわかる。ボディはとてもコンパクトで、知らない人はおそらく400ccバイクだと思うだろう。

エンジン

803ccのL型2気筒2バルブ、ドゥカティエンジンの代名詞「デスモドミック」の空冷エンジン。エンジンボリュームがあるのに全体がコンパクトに納まっていることがわかる。2in1タイプのステンレスエグゾースト・システム、ジョイントのスプリングもクールだ。

タンク

スクランブラーの個性を際立たせるタンク。スチール製で容量は13.5リットル。タンクキャップにはBORN FREE 1962の刻印。サイドのアルミニューム製のカバーは交換可能となっている。

ヘッドライト

シンプルな丸型ガラスレンズヘッドライト。ポジションライトの役目をするLEDガイドライトと一体型になっている。大き過ぎず小さ過ぎないサイズ感が丁度いい。

テールランプ

シート後部にコンパクトに納まったテールランプは3D LEDを使用。超ショートフェンダーによってスタイリッシュな印象になっている。これもスクランブラーの特徴。

メーター

LCDモニターの単眼メーター。中央部では速度、タコメーター、距離計、時計などを表示。周りにニュートラル表示やガソリン警告、ABS、オイルなどが表示される。

グリップ

スイッチ類はオーソドックスな配置になっているので使いやすい。トリップメーターの切り替えなどもワンタッチでできる。アクセルワイヤーの形状が個性的。

ブレーキ

フロントはブレンボ製4ピストンモノブロック・ラジアルマウントキャリパー、ABS付き330mmシングルディスク。リアはピンスライドタイプのシングルピストンとなっている。

サスペンション

フロントは倒立フォークは41mmのカヤバ製。リアサスペンションもカヤバ製でプリロードアジャスタブルのモノショックとなっている。

サスペンション

専用開発されたピレリ製のタイヤ。フロントが大きめの18インチ-110/80、リアは17インチ-180/55を履いている。ダートも走れるパターンを採用しているのが嬉しい。

ナンバープレート

全体デザインのワンポイントとなっているのがスイングアームから延びたマッドガードとナンバープレート。もちろんナンバー灯はLEDを使用している。

ハンドル

やや高い位置にセットされた幅広ハンドルバーはスクランブラ―の証。メーター周りがとてもシンプルなので視界が広く感じる。

シート

シート高は790mmに抑えられている上、前方が絞り込まれているので足着き性がいい。また肉厚なのでロングツーリングでもお尻が痛くならない。

シート下

様々な充電に便利なUSBソケットが付いている。小物入れもそれなりの容量があるのでETC車載器なども収納できそう。シートの裏側には車載工具と書類などが付けられる。

全体

ケースカバー、タイミングベルトカバーなど各部にデザイン装飾を施しているところがイタリアのバイクらしい。